coly、7月中間決算は営業損失6億8500万円と前年同期1億7300万円から赤字拡大…既存ゲーム伸び悩み、新規事業への先行投資も負担
coly<4175>は、9月13日、2024年1月期 第2四半期(23年2月~23年7月)の決算を発表し、売上高20億3600万円(前年同期比16.9%減)、営業損失6億8500万円(前年同期は1億7300万円)、経常損失6億8400万円(同1億7200万円)、最終損失6億8500万円(同1億0800万円)だった。
・売上高:20億3600万円(同16.9%減)
・営業損失:6億8500万円(同1億7300万円)
・経常損失:6億8400万円(同1億7200万円)
・最終損失:6億8500万円(同1億0800万円)
同社では、運営中ゲームの売上の伸び悩みが大きく影響したため、としている。また、新規施策・新規事業への先行投資が膨らんだことも影響したという。
■モバイルオンラインゲーム 売上高13億8700万円(同26.6%減)
モバイルオンラインゲームについては運営中タイトルが伸び悩むなか、今一度プレイヤーファーストの視点に立ち返り、IPとしての信用獲得に注力してきた。運営中のタイトルについては、細かなアップデートを実施しつつ、各種キャンペーンやゲーム内イベントを開催し反響をすることができた。引き続き、プレイヤーにとって魅力のある運営を実施しながら、舞台やキャストイベント等のリアルイベントやメディア、グッズ等を絡めつつ、ゲームだけでなくIPとしての成長を目指していく。また、同時に新たなIPの創出・新たなゲームの開発を進行し、安定成長のための準備をすすめていく。
■メディア 売上高6億4900万円(同15.9%増)
メディアに関しては2023年7月に常設店舗2号店「coly more!心斎橋PARCO店」を開店した。また、リアルイベントを積極的に展開し、2023年5月には「魔法使いの約束」のキャストイベントを開催したほか、3.5周年記念として全国129店舗でのアニメイトフェアを実施、2023年7月には「魔法使いの約束」及び「オンエア!」を舞台化し、プレイヤーが作品に触れることのできる機会の創出に注力した。また、他社IPを活用したライセンスビジネスが好調に推移し、メディア売上については前年を上回った。一方で、AI関連を中心とした新規事業を推進し、AIを活用した新たなエンタメの創出及びゲーム開発等への活用による生産性の向上を目指したとのこと。
■2024年1月期の業績予想(2023年2月1日~2024年1月31日)
2024年1月期の業績予想については非開示。モバイルオンラインゲームの企画・開発及び運営を軸に自社IPの活用を中心とした事業展開に取り組んできたが、合理的かつ信頼性のある業績予想の提示が困難と判断した、としている。
・今期リリース目標としている作品について、売上高の合理的な算出が困難であること
・モバイルオンラインゲーム市場を取り巻く競合環境の変化が激しく、売上動向の予測が困難であること
なお、今後の進捗を踏まえ、業績予想の算定が可能になった場合は速やかに開示する、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社coly(コリー)
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高50億6400万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益7億9400万円の赤字、最終損益8億3000万円の赤字(2023年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4175