キーワーズ・インターナショナルは国内ゲーム会社を中心に打ち合わせ 飛び込みの相談多く認知向上を実感 華やかなTGSの舞台裏で活況呈するビジネスブース(5)

「東京ゲームショウ2023(TGS2023)」が開催され、大盛況のうちに幕を閉じた。TGSといえば、華やかな新作タイトルの数々、有名人が出演するステージイベント、ブースを彩るコンパニオンたち、そしてコスプレイヤーたちに注目が集まることが多いが、このコーナーではビジネスデーのみ登場する、ちょっと地味でわかりづらい「ビジネスソリューション」にフォーカスを当てる。

出展社全てというわけにはいかなかったが、ピックアップした企業の担当者から会社紹介やTGS出展に至った経緯、出展してどのような効果があったのかなどさまざまなお話を伺うことができた。いずれもインタビューは、TGS2日目、ビジネスデー最終日にあたる2023年9月22日に行った。

今回の記事では、株式会社キーワーズ・インターナショナルを取り上げる。世界各地に拠点を持つゲーム開発会社として有名だが、同社アンバサダーの中西一彦氏にショートインタビューを行い、会社の強みや出展の手応えなどについて話を聞いた。

 

――:よろしくお願いいたします。キーワーズ・インターナショナルというと、知る人ぞ知るゲーム開発会社かと思うのですが、あらためてご紹介いただけますか?

弊社は、5大陸26カ国、70カ所以上のスタジオを保有しているゲーム専門のプロバイダーです。本社はアイルランドのダブリンですが、日本法人もあります。自社でパブリッシングは行っておらず、クライアントはゲームパブリッシャーやゲームデベロッパーとなります。

具体的にはゲーム開発だけでなく、アートアセットや音響の制作、翻訳、QA、カスタマーサービスまで手掛けており、最近では、新たにマーケティング関連のサービスも始めました。当社は、ゲームビジネスに関連する業務のほぼすべてをワンストップで請け負うことができます。

――:世界各地に拠点があって分業なども行っているかと思うのですが、強みはどういった点にあるのでしょうか。

世界中のゲームのプレイヤーが住んでいる国・地域を弊社の拠点がほぼカバーしていますので、その国の市場環境を考慮したサービスが提供できることでしょうか。各地のスタッフは、その国・地域のユーザーの好みや市場の事情などをよく理解しており、そうした多様性を考慮したサービス提供が可能であるということです。

――:何度かブースの前を通ったのですが、ずっと商談をしているように見受けられました。お忙しいようですね。

イベント前にアポイントをいただいていたクライアントとの打ち合わせ以外はブースの前で、通路を通る方と挨拶をする予定でしたが、飛び込みで相談にいらっしゃる方が予想以上に多く商談続きになったことは、本当にありがたくと思っております。

――:国内の会社が中心でしょうか。

国内の会社が多いですが、韓国、中国や台湾など近隣諸国のゲーム会社の方もサービスの内容について興味があるということでいらっしゃいました。

――:出展の手応えは良さそうにみえますが、いかがでしょうか。

そうですね。当社も「東京ゲームショウ」に大きめのブースで出展するようになって今回で3回目になりますが、年々国内で認知が進んでいる手応えがあります。ここ3年間、コロナ禍の影響で、クライアントと直接お会いしてミーティングする機会が激減しました。この様にFace to Faceでお会いして本音も含めてお話ができることにすごく価値を感じています。

――:ありがとうございました。

Keywords Studios(キーワーズ・インターナショナル)

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