シリコンスタジオ、三菱電機に次世代ドライバーモニタリングシステム開発における人物の骨格・体格の検証を目的としたリアルタイム3DCG技術を提供

シリコンスタジオ<3907>は、三菱電機<6503>に次世代ドライバーモニタリングシステム(以下「DMS」)開発における人物の骨格・体格の検証を目的としたリアルタイム3DCG技術を提供したことを発表した。

同社の「人物(顔・表情)認識用CG生成」によるシミュレーション技術は、車室内を再現したリアルタイム3DCGを、実際に設置されているDMSのカメラ位置や広角レンズの画角に合わせて調整し、ドライバーの表情や顔の向きなどをパラメーターによって自在に変化させることができるもの。実写に代わる検証画像データとして、DMSの認識精度向上のために活用されている。

提供したリアルタイム3DCG技術は、人物の骨格・体格の検証の目的に合わせ、当技術をさらにカスタマイズしたもの。異なる体型のCG画像を出力するためには、いくつもの骨格・体格に関するパラメーター入力が必要になる。この入力作業を簡便にするために、顔のサイズや座高など、いくつかのパラメーターを入力するだけで、さまざまな体型を再現する機能を当技術に盛り込んだ。

DMSによる骨格・体格検出の精度向上には、できるだけ多くの骨格・体格が異なるサンプル画像を収集する必要がある。しかし、実際に被験者を集めてさまざまなパターンを撮影することは、容易ではない。そのため、三菱電機では、実写に代わる検証画像データとしてCGを活用すべく、運転席や助手席に座る男性や女性、子供など、体格の異なる複数のCG画像を当技術により生成した。

当技術は、米Epic Games社のゲームエンジン「Unreal Engine 4(アンリアルエンジン4)」を使用して開発されている。今後もシリコンスタジオは三菱電機と協力し、さらに実写に近づけるべく、当技術の精度向上のための取り組みを続けていくとしている。

シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
企業データを見る