エディア、8月中間決算は営業益30%減の5500万円　高利益率のスポットライセンスアウト案件の減少響く　コミック・電子書籍は売上大幅増

エディア<3935>は、10月13日、2024年2月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高16億3100万円(前年同期比25.2%増)、営業利益5500万円(同30.4%減)、経常利益5400万円(同30.3%減)、最終利益5400万円(同32.2%減)だった。

・売上高:16億3100万円(同25.2%増)
・営業利益:5500万円(同30.4%減)
・経常利益:5400万円(同30.3%減)
・最終利益:5400万円(同32.2%減)

同社では、高利益率のスポットライセンスアウト案件減少により利益率が悪化したため、と説明している。コミック・電子書籍などIPストック型売上高が大きく伸びた。

IP事業では、ゲームサービスにおいて、様々なイベントを通じて長期運営タイトルの安定推移を目指したものの、前年同期比では売上が減少することとなったものの、同社保有のレトロゲームタイトルの復刻版の販売や、欧米市場に向けたライセンスアウト、法人向けコンテンツ受託制作、他社のゲームサービスのローカライズ及び運営受託、BtoB受託により、売上減少を補った。

一方で、オンラインくじサービスの『くじコレ』、女性顧客向けオンラインくじサービス『まるくじ』は前期に引き続き、人気IPとのコラボレーションを数多く行うなど積極的に展開し、同社グループの収益に貢献したという。

出版事業では、コミック及びライトノベルの新刊数増加並びに既刊重版により、紙出版・電子書籍共に売上が大きく伸び、目標どおり進捗した。

■2024年2月期の業績見通し

2024年2月期の業績は、売上高30億円(前期比8.7%増)、営業利益1億8000万円(同16.9%増)、経常利益1億7700万円(同21.2%増)、最終利益1億7700万円(同17.5%増)、EPS28.88円を見込む。

・売上高:30億円(同8.7%増)
・営業利益:1億8000万円(同16.9%増)
・経常利益:1億7700万円(同21.2%増)
・最終利益:1億7700万円(同17.5%増)
・EPS:28.88円

計画に対する進捗率は、売上高54.4%、営業利益30.6%、経常利益30.5%、最終利益30.5%となっている。

・売上高:54.4%
・営業利益:30.6%
・経常利益:30.5%
・最終利益:30.5%