ドリコム<3793>の内藤裕紀社長は、この日(10月26日)開催した第2四半期の決算説明会で、開発中の新作スマホゲーム『悪魔王子と操り人形』について、2023年内にもクローズドβテストを実施する考えを示した。『Wizardry Variants Daphne』に比べると、実施規模は小さくなるが、時期としては年末を想定しているという。SNSを中心にファンコミュニティの形成とIP育成を進めており、現在、フォロワー数が12万人に達するなど新規IPとしてはかなりの規模に育っている。
このほか、IPを使った位置情報ゲームについては、2024年春にも実施する予定。時期として2024年3月期中か、2025年3月期になるのか不明だが、次回の決算発表前後にIPの内容も含めて何らかのアナウンスが出てくる可能性がある。IPタイトルは、版元や作品展開も絡むため、ゲーム会社の一存では発表できない事情がある。
昨今、『モンスターハンターNow』や『信長の野望 出陣』など新作が相次いてヒットし、モバイルファクトリーの『駅メモ!』も10年目にして過去最高売上を記録した。外出機会の増加を追い風に活況を呈している位置情報ゲームだが、本作にも活用するIPを含めて期待が募る。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793