KADOKAWA、映像事業の9月中間決算は営業利益4046%増の25億円…前年に一時的な損失計上、『【推しの子】』や『わたしの幸せな結婚』貢献
KADOKAWA<9468>は、この日(11月2日)発表した9月中間決算で、実写やアニメを手掛ける映像事業の業績について、売上高が前年同期比16.2%増の220億3200万円、営業利益が同4046.8%増の25億400万円と大幅な増益になったことを明らかにした。
同社によると、アニメについては国内外配信やゲーム・グッズ向けを中心にライセンス収入の好調が継続し、前年同期比で18%の高い成長を実現したとのこと。
とりわけ『【推しの子】』が好調だったとのこと。第1四半期では配信収入し、第2四半期に入って引き続きゲーム・グッズ向けライセンス収入という形で収益をけん引したという。
また、実写映像については、『わたしの幸せな結婚』がヒットが継続。第1四半期では劇場収入、そして第2四半期に入って配信とビデオ収入が計上されたとのことだった。
なお、前年同期にあっては、一部の実写作品において一過性の評価減が発生しており、営業利益が大きく落ち込んでいたが、今期はその影響がなくなった。本業の伸びに加えて、一時費用がなくなったことも大幅な増益要因となった。
業績推移は以下の通り。
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468