ポニーキャニオン、9月中間決算は営業利益38%減の2億6800万円 アニメ出資金償却や原価増で 「ちいかわ」好調でフジテレビのアニメ開発は168％増と大幅増収
ポニーキャニオンの第2四半期累計(23年4月～23年9月)の決算は、売上高189億6100万円(前年同期比13.5%増)、営業利益2億6800万円(同38.2%減)と増収減益だった。利益は想定を上回ったという。親会社であるフジ・メディアHD<4676>が11月2日に発表した。
フジ・メディアHDでは、アニメ配分金やイベント収入、グッズ売上が寄与し増収となったものの、音楽パッケージが振るわず、アニメ関連の出資金償却費の増加やグッズ制作費、運搬費等の原価高騰が響いた、としている。
このほか、同じフジ・メディアHD傘下のフジテレビでは、アニメ開発事業の収入が前年同期比167.8％増の18億1900万円と大きく伸びた。「サイコパス」劇場版が寄与したほか、「ちいかわ」配分金収入が好調だったという。
