タカラトミー<7867>は、11月7日、2024年3月期 第2四半期累計(23年4月~23年9月)の連結決算を発表し、売上高960億7800万円(前年同期比7.9%増)、営業利益80億1300万円(同33.3%増)、経常利益73億6100万円(同50.4%増)、最終利益56億1300万円(同75.8%増)と大幅増益を達成した。
・売上高:960億7800万円(同7.9%増)
・営業利益:80億1300万円(同33.3%増)
・経常利益:73億6100万円(同50.4%増)
・最終利益:56億1300万円(同75.8%増)
同社では、定番商品が堅調に推移したほか、子会社タカラトミーアーツのガチャ事業が拡大したこと、人流回復に伴うキディランドの販売伸長に加え、輸送費の落ち着きなどが主な増益要因となった、としている。
「プラレール」においては、これまでの子ども向けに加え、大人向けに「飾る楽しみ」と「走らせる楽しみ」を両立した「プラレール リアルクラス」の展開を6月にスタートさせた。
「リカちゃん」では、1980年代に誕生し人気を集めたファッションドール「ジェニー」を「#Licca(ハッシュタグ リカ)」シリーズのフレンドドールとして8月に復活させるなど、年齢軸の拡大に努めた。
また、テレビ・WebでのIP展開として、動かして遊べる動物フィギュア「アニア」初のテレビアニメとなる『冒険大陸 アニアキングダム』を4月より開始するなど玩具とコンテンツの連動を図った。
グループ会社では、タカラトミーアーツが展開するガチャ事業において、大型ガチャ売場の設置拡大とヒットコンテンツを使った大人向け商品の拡大等により売上が伸長した。アミューズメントマシン「ポケモンメザスタ」も好評だった。
さらに、小売事業キデイランドでは訪日外国人観光客を含めた人流の回復により販売が伸長するとともに、中国においては、前年第1四半期に行われていたロックダウンの反動もあり販売が復調した。
■2024年3月期の業績見通し
2024年3月期の業績は、売上高1950億円(前期比4.1%増)、営業利益135億円(同2.9%増)、経常利益130億円(同7.9%増)、最終利益90億円(同8.2%増)、EPS98.13円を見込む。
・売上高:1950億円(同4.1%増)
・営業利益:135億円(同2.9%増)
・経常利益:130億円(同7.9%増)
・最終利益:90億円(同8.2%増)
・EPS:98.13円
計画に対する進捗率は、売上高49.3%、営業利益59.4%、経常利益56.6%、最終利益62.4%となっている。
・売上高:49.3%
・営業利益:59.4%
・経常利益:56.6%
・最終利益:62.4%
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867