アクセルマーク<3624>は、11月9日、2023年9月期(22年10月~23年9月)の決算を発表し、売上高21億4400万円(前の期比19.7%減)、営業損失9800万円(前の期は1300万円の利益)、経常損失1億円(同1000万円の利益)、最終損失1億0200万円(同1億円)だった。
・売上高:21億4400万円(同19.7%減)
・営業損失:9800万円(同1300万円の利益)
・経常損失:1億円(同1000万円の利益)
・最終損失:1億0200万円(同1億円)
中長期的な事業成長に向け、広告事業を中心とした大規模な事業投資が必要と判断し、AI(人工知能)を活用した新たな広告配信プラットフォームの開発を進めている。
また、事業拡大に向け、積極的な人員拡充や組織体制強化等、働く環境への投資を実施しており、企業成長の源泉である「人材」の力を最大限に引き出せるような人的資本経営の実現を通じ、企業価値向上を図っている。
各セグメントの業績は、次のとおり。
■広告事業
売上高は20億8400万円(同21.6%減)、セグメント利益は3200万円(同76.9%減)となった。
アドネットワーク「ADroute」は、新規取引先や広告枠の獲得で徐々に売上高が回復している。一方で、運用代行サービス「トレーディングデスク」は、経済活動の再開に伴う需要動向の変化や市況感による停滞もあり売上高が減少している。また、システム等の受託開発、運営保守は、取引先から継続受注している。
なお、当事業年度より、広告事業においては、中長期的な事業成長のための大規模なシステム開発を含む先行投資を実施している。
■その他事業
売上高は6000万円(同360.9%増)、セグメント損失は4100万円(前の期は1500万円のセグメント損失)となった。
ブロックチェーン関連では、ブロックチェーンゲームの収益性が低く、将来的な見通しが立たないため、ゲームタイトルの配信権の譲渡やサービス終了に向けた対応を開始しているが、ブロックチェーン技術においては可能性のある技術であると経営判断しており、これまで培ったノウハウを活かし、今後ゲーム領域以外での技術転用による事業展開を模索していく。
また、積雪深自動モニタリングシステム「YUKIMI」は、次のシーズン(2023年12月~2024年3月)に向けて営業強化を図り、内閣府より実施されているデジタルを活用した地方の社会課題解決・魅力向上の取り組みを支援する「デジタル田園都市国家構想推進交付金」を活用した取り組みの提案によって、複数の自治体から受注している。
なお、その他事業では、当事業年度の第4四半期より、新たに開始したトレーディングカード事業を含んでおり、第4四半期より業績に寄与している。
■2024年9月期の業績見通し
2024年9月期の業績は、売上高30億円(前期比58.4%増)、営業利益100万円(前期は9800万円の損失)、経常利益100万円(同1億円の損失)、最終利益100万円(同1億0200万円の損失)を見込む。
・売上高:30億円(同58.4%増)
・営業利益:100万円(同9800万円の損失)
・経常利益:100万円(同1億円の損失)
・最終利益:100万円(同1億0200万円の損失)
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624