【ゲーム株概況(11/10)】好決算&自社株買い発表のネクソンが4日続伸 アクセルマークは今期の業績回復計画を評価され4日ぶりに急反発 カバーは利益確定売りに押される
11月10日の東京株式市場では、日経平均は反落し、前日比78.35円安の3万2568.11円で取引を終えた。米長期金利の上昇に伴う米国市場安に加え、赤字決算となったソフトバンクグループ<9984>が大幅反落したことも指数を押し下げた。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ネクソン<3659>が難地合い下で4日続伸と気を吐いた。ネクソンは、前日11月9日に売上収益24.3%増、営業利益40.4%増という好調な第3四半期決算を発表するとともに、1500万株、300億円を上限とした自社株買いの実施を発表したことが市場の評価材料となったようだ。
また、前日11月9日に発表した2023年9月期決算は減収・赤字転落となったものの、今期は58.4%増の増収を見込み、黒字を回復する業績予想を開示したアクセルマーク<3624>が4日ぶりに急反発した。
ほか、タカラトミー<7867>やボルテージ<3639>、ワンダープラネット<4199>などがしっかり。
半面、enish<3667>やバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>の下げがきつく、任天堂<7974>は7000円台乗せによる目先達成感もあって3日ぶりに反落した。
決算関連では、エイベックス<7860>やCRI・ミドルウェア<3698>が売られた。
カバー<5253>は、第2四半期決算は大幅な増収増益での着地となったものの、目先材料出尽くしとの見方から利益確定の売り物に押される展開となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624
会社情報
- 会社名
- カバー株式会社
- 設立
- 2016年6月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 谷郷 元昭
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高301億6600万円、営業利益55億3600万円、経常利益56億2300万円、最終利益41億3700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5253