11月16日の東京株式市場は小反落。日経平均株価は、前日比95円29銭安の3万3424円41銭で取引を終えた。米国株式市場は小幅高で引けたものの、前日まで3連騰で指数が1000円近く上昇していたこともあり、利益確定の売りに押された。ただ、引けにかけては下げ渋り、底堅さが感じられる動きとなった。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、任天堂<7974>が反発。岡三証券が同社株のレーティング「強気」の継続としつつ、目標株価を8100円から9300円に引き上げたことが観測されている。
コムシード<3739>が続伸。直近では、子会社のHashLinkが11月14日からP2Eブロックチェーン競馬ゲーム『UNIVERSAL STALLION』の事前登録を開始しており、市場の関心を集める形になっているようだ。
ケイブ<3760>が反発。11月15日、子会社でらげーの保有するケイブの普通株式を11月21日付で相対取引にて取得することを発表した。取得する株式の総数は発行済株式総数の0.75%に当たる5万株で、11月14日の東京証券取引所での終値1519円を乗じた7595万円で取得する。
他方、サイバーエージェント<4751>は反落。モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルは、11月14日にMSCI指数の定期見直しを行い、同社を含む10銘柄を除外したと発表した。
このほか、バンク・オブ・イノベーション<4393>が年初来安値を更新したほか、フリュー<6238>やまんだらけ<2652>、円谷フィールズホールディングス<2767>、イオレ<2334>などの下げが目立った。