【ゲーム株概況(11/28)】米株安と円高嫌気し利食い売り優勢 先高観根強く指数下げ渋る ネガティブサプライズのユークス連日のストップ安

11月28日の東京株式市場は3日続落となった。日経平均株価は、前日比39円28銭安の3万3408円39銭で取引を終えた。前日の米国市場が小幅続落したことに加え、為替で円高・ドル安方向に振れたことで自動車株に重しとなった。利益確定の売りが出やすい状況だったが、先高観が根強く、大口の売りに対しても海外勢と見られる買いが入り、相場を下支えした。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、ユークス<4334>が連日のストップ安。2024年1月期の最終損益を11億9200万円の黒字から14億2500万円の赤字に大幅下方修正したことが引き続き嫌気された。ネガティブサプライズとして尾を引いているようである。

他方、GFA<8783>やイオレ<2334>、enish<3667>などWeb3関連の一角の下落が目立ったほか、GENDA<9166>やまんだらけ<2652>も利益確定の売りに押された。

年初来安値を更新した銘柄は以下の通り(年初来高値はなかった)。

・コーエーテクモホールディングス<3635>
・ユークス<4334>
・バンク・オブ・イノベーション<4393>
・ギークス<7060>
・ウェルプレイド・ライゼスト<9565>

逆に買われた銘柄が見ていくと、大きく上昇した銘柄は皆無だった。このなかでもシリコンスタジオ<3907>が反発。同社は、11月期末の銘柄だが、この日が権利付き最終日だった。権利取りの動きが見られたようだ。

サイバーエージェント<4751>もしっかり。同社子会社のサムザップが運営する『呪術廻戦 ファントムパレード(ファンパレ)』がプレイヤー数200万人達成を記念したSSRキャラ確定ガチャを開催したことを受けて、App Storeセールスランキングで2位までランクアップした。その他、グリー<3662>やドリコム<3793>、タカラトミー<7867>も高い。