【ゲーム株概況(12/11)】2Q好決算のHEROZがS高 赤字決算のgumiは3日続落して上場来安値を更新、エイチームは3日続落 国内証券が目標株価引き上げの東映は続伸
12月11日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反発し、前日比483.94円高の3万2791.80円で取引を終えた。前週末の米国市場高に加え、為替が1ドル=145円台まで円安方向に振れたことで、幅広い銘柄に買いが広がった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、HEROZ<4382>に朝方から買いが殺到し、ストップ高まで買われた。HEROZは、前日12月8日に発表した第2四半期決算がM&A効果や将棋ブームの追い風により、大幅な増収増益を達成したことが素直に評価されたようだ。
また、東映<9605>が続伸し、終値ベースで9月27日以来となる1万9000円台を回復した。東映は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が同社の投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を2万9100円から3万3700円に引き上げたことが評価材料となったもよう。
同様に三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を1万2300円から1万4600円に引き上げた東映アニメ<4816>は連日の年初来高値更新となった。
ほか、決算通過で見直し買いが入ったユークス<4334>が高く、LINEヤフー<4689>は年初来高値を更新した。東京通信グループ<7359>は3日ぶりに大幅反発した。
半面、gumi<3903>が3日続落し、上場来安値を更新した。gumiは、新作『アスタータタリクス』の売上が想定を下回ったことに加えて、その広告宣伝費の増加などが響き、第2四半期決算が大幅な赤字計上となったことが売り物を誘う格好となったようだ。
同様に前週末12月8日に発表した第1四半期決算が2ケタ減収、赤字転落での着地となったエイチーム<3662>が3日続落し、600円台を割り込んだ。
そのほか、ネクソン<3659>の下げがきつく、大手ゲーム株ではコーエーテクモHD<3635>が年初来安値を更新した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662
会社情報
- 会社名
- 東映株式会社
- 設立
- 1949年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 多田 憲之/代表取締役社長 吉村 文雄
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9605
会社情報
- 会社名
- HEROZ株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役Co-CEO 林 隆弘/代表取締役Co-CEO 髙橋 知裕
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高48億4100万円、営業利益4億5100万円、経常利益3億6800万円、最終損益:11億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4382