【ゲーム株概況(12/14)】急ピッチな円高嫌気し日経平均は下落 コーエーテクモやスクエニ年初来安値更新 決算好感しウェルプレイドS高
12月14日の東京株式上は4日ぶりに反落。日経平均株価は、前日比240円10銭安の3万2686円25銭で取引を終えた。米国連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが終了し利下げ局面に移行することが示唆されたことを受けて、為替市場で円高が急速に進み、輸出関連株を中心に売り込まれたという。日経平均株価は、一時400円を超える下げとなったが、下値では押し目買いが入ったという。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると全面安商状だった。DeNA<2432>やコーエーテクモHD<3635>、ポールトゥウィンHD<3657>、ケイブ<3760>、サイバーステップ<3810>、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>、エヌジェイHD<9421>、スクウェア・エニックスHD<9684>など年初来安値を更新する銘柄が相次いだ。ただ、下値で買いが入って売り一巡後に切り返す銘柄も見られた。
モイ<5031>が4日ぶりに大幅反落。前日12月13日に発表した第3四半期決算は大幅の増益となったものの、通期の業績予想を据え置いたことから、直近3日間の上昇分に対する利益確定の売り物が優勢な展開となっているようだ。
また、壽屋(コトブキヤ)<7809>も大幅反落。12月12日には日本テレビとの資本業務提携を好感して直近で大きく買われたものの、利益確定の売りが優勢となったようだ。円高メリットを受けるとの見方からフリュー<6238>も高い。
ウェルプレイド・ライゼスト<9565>がストップ高。朝方から買いが殺到し、ストップ高買い気配のまま推移した。前日12月13日に発表した2023年10月期の連結決算が、9月に発表した業績予想を上回っての着地となったことが市場から素直に評価されているようだ。同社の親会社であるカヤック<3904>も連れ高して大幅続伸となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- 株式会社コーエーテクモゲームス
- 設立
- 1978年7月
- 代表者
- 代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高681億700万円、経常利益341億6600万円、最終利益268億5200万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 非上場
会社情報
- 会社名
- GLOE株式会社
- 設立
- 2015年11月
- 代表者
- 代表取締役 谷田 優也/代表取締役 古澤 明仁
- 決算期
- 10月
- 直近業績
- 売上高22億6400万円、営業利益1400万円、経常利益100万円、最終損益500万円の赤字(2023年10月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9565