サムザップと東宝『呪術廻戦ファンパレ』はわずか2週間で28億円以上の収益達成 展開次第で『ウマ娘』に次ぐCAグループの柱に Sensor Tower調査

Sensor Tower(センサータワー)は、サイバーエージェント<4751>グループのサムザップと東宝<9602>が共同でリリースした『呪術廻戦 ファントムパレード(ファンパレ)』に関するレポートを公開し、11月21日のリリースからわずか2週間で2000万ドル(28億円)以上、ダウンロード数160万以上になったとの推計を行っている(11月に限ると1600万ドル、22億円)。CAグループのモバイルゲームの収益は、『ウマ娘 プリティーダービー』が60%を占めていたが、11月は38%に低下する一方、『ファンパレ』が29%の2位となった。シェアは食い合ったわけではなく、グループ全体の収益拡大に貢献する形となっているといえよう。 

本作のリリース後の動きを見ると、2023年11月21日の正式リリース当日から日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングで2位のロケットスタートを見せた。翌日の11月22日からは1位となり、その後もトップ10圏内を維持。無料ランキングでは正式リリース当日から1位で、その後12日間はトップ5圏内で推移した。プレイヤーからも高い評価で、App Storeに」おける2023年11月21日~12月4日のレーティングでは、星5評価が90%以上、星4評価を合わせると95%以上。レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、「同IP初のモバイルゲームとしてもプレイヤーに受け入れられている」と評価した。

 

本作の急成長は、日本のモバイルゲーム全体で見ても際立っているともコメントした。2023年11月の日本におけるモバイルゲーム収益成長量で2位となっている。上位4タイトルは既存タイトルだが、同作は2023年11月21日の正式リリースから10日間での2位であることを考えると、「驚異的な成長」とした。

 

プレイヤーからの高評価やモバイルゲームとしての面白さに加え、リリース直後の2023年11月24日から同作初のストーリーイベント「望郷の境界線」の開催などが好成績に繋がっていると推察している。そして今後の展開次第では、同作は『ウマ娘』に次ぐ、CAグループの大きな収益の柱になる可能性を秘めているとまとめた。レポートの対象期間外となるが、『ファンパレ』は12月に入ってますます好調だ。『劇場版 呪術廻戦 0』イベントを開催し、App Store売上ランキングで5日連続の首位を記録するなど勢いを強めている。

 出所:Sensor Tower(センサータワー)

 

なお、レポートでは、サムザップにおける収益シェアの変化や、『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』との比較なども行っているので、詳細はレポート原文を確認してほしい。

 

呪術廻戦 ファントムパレードがリリース2週間で2,000万ドル以上の収益を記録、ウマ娘に続くCyberAgentの新たな収益の柱になるか
https://sensortower.com/ja/blog/phantom-parade-off-to-a-great-start

株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る
株式会社サムザップ
https://www.sumzap.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サムザップ
設立
2009年5月
代表者
代表取締役 日高 裕介
決算期
9月
企業データを見る
東宝株式会社
https://www.toho.co.jp/

会社情報

会社名
東宝株式会社
設立
1932年8月
代表者
代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
決算期
2月
直近業績
営業収入2833億4700万円、営業利益592億5100万円、経常利益630億2400万円、最終利益452億8300万円(2024年2月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9602
企業データを見る