IGポート、第2四半期(6~11月)決算は売上高7%減、営業益25%増に リンガ・フランカ解散の影響などで減収に 減価償却済み作品の版権収入好調で利益は伸長

  • IGポート<3791>は、1月12日、2024年5月期の第2四半期累計(6~11月)の連結決算を発表、映像制作事業の売上原価の計上が予算より少なくなったことに加え、出版事業の子会社リンガ・フランカの解散・清算が決議されたことも影響し、減収となった。

    一方、版権事業で過去に投資した減価償却済み作品の版権収入が好調であったことで利益率が大きく改善した。

    売上高52億2900万円(前年同期比7.0%減)
    営業利益5億9800万円(同25.5%増)
    経常利益7億4900万円(同46.1%増)
    最終利益5億4700万円(同43.0%増)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①映像制作事業 売上高28億円(前年同期比11.5%減)、営業損益1億2200万円(前年同期53万円の黒字)
    映像制作事業は、テレビ用アニメーションは「怪獣8号」など、配信用アニメーションは「THE ONE PIECE」「君に届け 3RD SEASON」「ムーンライズ」「ターミネーター」など、劇場用アニメーションは「劇場版SPY × FAMILY CODE: White」「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」など、納品へ向けそれぞれ制作しており、テレビ用アニメーションの「SPY × FAMILY Season 2」は、納品およびテレビでの放映が始まった。そのほかに、遊技機やCMなどのアニメーションを制作して納品した。

    一部の作品については、制作期間の長期化や、CG制作費、外注費などが高騰しており、受注損失引当金を計上している。

    ②出版事業 売上高12億2800万円(同14.6%減)、営業利益2億9000万円(同5.6%減)
    出版事業は、月刊誌「コミックガーデン」、コミックス「リィンカーネーションの花弁 18巻」「魔導具師ダリヤはうつむかない ~Dahliya Wilts No More~ 6巻」「王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います 3巻」など、定期月刊誌6点、並びに新刊コミックス・書籍77点を刊行した。

    また、既刊コミックスの「魔導具師ダリヤはうつむかない ~Dahliya Wilts No More~」「王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います」は、特に販売好調だった。

    電子書籍売上は、一般書店向け紙書籍の売上減を補い伸長しており、電子書籍の出版売上構成比は79%まで上昇した。

    ③版権事業 売上高10億5000万円(同23.0%増)、営業利益5億100万円(同197.4%増)
    版権事業は、「SPY × FAMILY」「進撃の巨人」「ハイキュー!!」「天国大魔境」「攻殻機動隊」などのシリーズタイトルを中心に、二次利用による収益分配を計上した。また、過去に投資した減価償却済み作品の版権収入が好調に推移した。

    ④その他事業 売上高1億4900万円(同8.9%減)、営業利益200万円(同68.6%減)
    その他事業は、雑誌のイラスト描きやキャラクターの商品販売、スマートフォン向けアプリなどを展開した。

  • ■通期予想の修正を発表

  • 2024年5月期の業績予想については、第2四半期決算の発表と同時に従来予想からの修正を実施しており、以下のとおり。

    映像制作事業の売上原価の計上が少なくなり、売上高は予想を下回る見通しとなったものの、出版事業(電子書籍)と版権事業の利益の伸長で各利益項目は予想を上回る見通し。

    売上高106億3800万円→104億4000万円(増減率1.9%減、前期比6.5%減)
    営業利益7億4800万円→8億9100万円(同19.0%増、同10.1%減)
    経常利益8億1300万円→11億100万円(同35.4%増、同10.2%増)
    最終利益6億4600万円→10億900万円(同56.2%増、同31.7%増)

株式会社IGポート
https://www.igport.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社IGポート
設立
1987年12月
代表者
代表取締役社長 石川 光久
決算期
5月
直近業績
売上高145億9800万円、営業利益14億2600万円、経常利益14億2000万円、最終利益8億2800万円(2025年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3791
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