1月18日の東京株式市場は3日続落。日経平均株価は、前日比11円58銭安の3万5466円17銭で取引を終えた。前日の米国市場で長期金利が上昇し、主要指数が下落した流れを引き継いだ。為替相場でドル高/円安も進んだことを支援材料に、半導体関連や自動車などの上昇や先物買いなどでプラスになる場面もあった。
市場では、年明け後の急ピッチな上昇後ということもあり、スピード調整に入ったとの見方が出ている。他方、次週から本格化する主力企業の決算発表を見極めたいとする向きも多く、上値追いの動きにはならなかったようだ。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、クルーズ<2138>が反発。ブロックチェーンゲーム『PROJECT XENO(ゼノ)』のゲーム内で使われるトークン「GXE」の上場にまつわる思惑が出ていた模様。また前日に昨年来安値を付けたこともあり、自律反発狙いの買いも入ったようだ。
全体相場と同じく、決算発表前で材料に乏しく、テクニカル的な売買が中心だった。任天堂<7974>やコナミグループ<9766>、セガサミーホールディングス<6460>、カプコン<9697>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が高く、コーエーテクモホールディングス<3632>やバンダイナムコホールディングス<7832>が売られた。
このほか、まんだらけ<2652>やガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、GENDA<9166>、ボルテージ<3639>などに押し目買いが入ったようだ。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138