【ゲーム株概況(1/23)】日経平均はテクニカル的な加熱感 買収発表のGENDAは戻り売りで伸び悩む 中国ゲーム規制案削除でネクソンとコーテク高い
1月23日の東京株式市場は小反落。日経平均株価は前日比29円38銭安の3万6517円57銭でこの日の取引を終えた。日銀金融政策決定会合に注目が集まったが、緩和政策の現状維持と伝わると、一時的に上値を伸ばし昨年来高値を更新したが、すぐに利益確定の売りが出てマイナスに転じた。日経平均株価は25日移動平均線からの乖離率が6.66%となり、テクニカル的に加熱感があるとされる5%を上回っている。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、GENDA<9166>が続伸。前日1月22日に「カラオケ BanBan」の運営を行うシン・コーポレーションを2月1日付で買収すると発表したことが株価の刺激材料となった。ただ、直近の昨年来高値に接近すると利益確定売りが出て伸び悩んだ。
ネクソン<3659>が続伸。国家新聞出版署は、中国のゲーム規制に関してオンラインゲームに関する包括的な規制案をウェブサイトから削除したと報じられたことを受けて買われたようだ。コーエーテクモホールディングス<3632>も高い。
このほか、アカツキ<3932>やSANKYO<6417>、ソニーグループ<6758>、マーベラス<7844>、タカラトミー<7867>、コナミグループ<9766>などが昨年来高値を更新した。
他方、前日に昨年来高値を更新したアピリッツ<4174>が利食い売りに押されて大きく下げたほか、GFA<8783>、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>、ワンダープラネット<4199>もさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高784億1700万円、・営業利益391億3300万円、経常利益398億9900万円、最終利益309億3500万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635
会社情報
- 会社名
- GENDA
- 設立
- 2018年5月
- 代表者
- 申 真衣
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 持株会社としてアミューズメント施設運営事業やアミューズメントマシンのレンタル事業、オンラインクレーンゲーム事業を展開するグループ各社の事業成長支援、経営管理を行っている。傘下にGENDA GiGO Entertainmentのほか、GENDA Games、エスピーエスエ、トーキョーキャラクターメーカーズや伍彩汇业(广州)贸易有限公司などがある。
- 上場区分
- 未上場