【ゲーム株概況(1/25)】金融政策修正への思惑くすぶるも押し目買い入る 目標株価引き上げのGENDAストップ高 月次好調のフリュー堅調

1月25日の東京株式市場では小反発。日経平均株価は、前日比9円99銭高の3万6236円47銭で取引を終えた。日本銀行が3月にも金融政策の修正に入るとの思惑がくすぶっており、市場心理の重しとなったという。修正された場合、円高/ドル安になるとの見方から一時は300円を超える下げとなる場面があったものの、下値では押し目買いが入ってプラスに転じるなど底堅い動きを見せていた。米ハイテク株高を受けて半導体関連が買われた一方、下方修正したニデックがさえない。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、GENDA<9166>がストップ高。上場来高値を更新した。岩井コスモ証券が投資判断「A」を継続し、目標株価を2900円から4000円に引き上げたことが材料視されている。

フリュー<6238>が反発。前日(1月24日)、2023年12月度の月次売上について、前年同月比18.5%増の42億3200万円と好調だったと発表した。月次ベースでは過去最高となったようだ。主に国内クレーンゲーム景品での人気IPの商品化で好調だった(詳細はこちら)。

ディー・エル・イー(DLE)<3686>が小反発。前日(1月24日)、第4四半期において4000万円の特別利益を計上すると発表した。納品した動画に関して一部出演者の不祥事に起因し損害が生じたことから、第2四半期で4000万円を損失計上していたが、出演者の事務所からの賠償と保険適用で特別利益を計上する見通しになったという(詳細はこちら)。業績に与える影響は精査中で、確定次第、開示する。

他方、前日大幅高となったアクセルマーク<3624>やエディア<3935>が戻り待ちや利益確定の売りに押されて大幅安となった。ネクソン<3659>も反落。

 

フリュー株式会社
http://www.furyu.jp/

会社情報

会社名
フリュー株式会社
設立
2007年4月
代表者
代表取締役社長 三嶋 隆
決算期
3月
直近業績
売上高364億円、営業利益21億3100万円、経常利益21億7900万円、最終利益14億4300万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6238
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会社情報

会社名
GENDA
設立
2018年5月
代表者
申 真衣
決算期
1月
直近業績
持株会社としてアミューズメント施設運営事業やアミューズメントマシンのレンタル事業、オンラインクレーンゲーム事業を展開するグループ各社の事業成長支援、経営管理を行っている。傘下にGENDA GiGO Entertainmentのほか、GENDA Games、エスピーエスエ、トーキョーキャラクターメーカーズや伍彩汇业(广州)贸易有限公司などがある。
上場区分
未上場
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