ネクソン、23年12月期決算は営業益30%増の1347億円…既存ゲームの成長と新作が貢献、為替も好影響、日本では『ブルーアーカイブ』が成長

ネクソン<3659>は、2月8日、2023年12月期の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益4233億5600万円(前年同期比19.7%増)、営業利益1347億4500万円(同29.9%増)、税引前利益1259億2900万円(同10.4%減)、最終利益706億0900万円(同29.6%減)だった。

・売上収益:4233億5600万円(同19.7%増)
・営業利益:1347億4500万円(同29.9%増)
・税引前利益:1259億2900万円(同10.4%減)
・最終利益:706億0900万円(同29.6%減)

 

■事業概況

同社が強みとするライブ運用力による既存タイトルの成長及び新作タイトルの業績貢献により、過去最高の通期売上収益を達成した。また、全ての顧客地域別売上において、為替の好影響もあり売上収益が前期比で二桁成長した。

韓国においては、PCオンライン事業が前期比で大幅に成長した一方、モバイル事業は前期比で微減となった。

PCオンライン事業では、2023年4月に20周年を迎えた『メイプルストーリー』(MapleStory)において、前期に実施した大型アップデートやイベントが好評を博したことから、過去最高の通期売上収益を達成した。2023年9月にタイトルを刷新した『EA SPORTS FC ONLINE』においては、2022年に開催したワールドカップ以降の好調を継続し、5年連続で過去最高の通期売上収益を達成した。また、2023年3月に配信を開始したモバイル・PCクロスプラットフォーム対応の『Wars of Prasia』が大きく増収寄与した。

モバイル事業では、2023年9月にタイトルを刷新した『EA SPORTS FC MOBILE』や『ブルーアーカイブ』(Blue Archive)の成長及び『Wars of Prasia』の増収寄与があったものの、『アラド戦記モバイル』(Dungeon&Fighter Mobile)及び『HIT2』が減収となったことから、売上収益は前期比で微減となった。これらの結果、韓国全体では売上収益が前期比で増加し、過去最高の通期売上収益を達成した。

中国においては、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)が堅調に増収したことに加え、2023年8月に配信を開始した『MapleStory: The Legends of Maple』の増収寄与により、売上収益が前期比で増加した。『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)については、2023年1月に実施した旧正月アップデートにおけるパッケージ販売が好調だった。

日本においては、『ブルーアーカイブ』(Blue Archive)の大幅な成長により、売上収益が前期比で増加した。

北米及び欧州においては、2023年6月に配信を開始した『デイヴ・ザ・ダイバー』(DAVE THE DIVER)や同年12月に配信を開始した『THE FINALS』の増収寄与及び『メイプルストーリー』(MapleStory)の成長により、売上収益が前期比で大幅に増加した。

その他の地域においては、『メイプルストーリー』(MapleStory)及びローンチ後一定期間が経過したモバイルタイトルが減収となったものの、『ブルーアーカイブ』(Blue Archive)の成長や2023年5月に台湾・香港・マカオで配信を開始した『HIT2』の増収寄与により、売上収益は前期比で増加した。

費用面では、従業員数の増加や定期昇給及び業績連動賞与に伴う人件費の増加に加え、『EA SPORTS FC ONLINE』や『EA SPORTS FC MOBILE』に係るロイヤリティ費用の増加により、売上原価は前期比で増加した。

販売費及び一般管理費は、主に新作ゲームのプロモーションによる広告宣伝費の増加により、前期比で増加した。

また、外貨建ての現金預金等で発生した為替差益が前期に発生した金額を大幅に下回ったことにより、金融収益は前期比で減少した。加えて、持分法で会計処理している一部の投資先について減損の兆候が認められたため減損テストを実施した結果、当初想定していた収益性が見込めなくなったことにより、前期において減損損失を計上した。

法人所得税費用は、前期に在外子会社において繰越外国税額控除に係る繰延税金資産を取り崩したこと、及び当該減損損失を除いた税引前当期利益が前期比で増加したことに伴い、増加した。

 

■2024年12月期第1四半期の業績見通し

続く第1四半期の業績は、売上収益971億2200万円~1071億1200万円(前年同期比21.7%減~同13.7%減)、営業利益151億5800万円~233億6000万円(同73.1%減~同58.5%減)、税引前利益250億2900万円~332億3200万円(同65.2%減~同53.8%減)、最終利益163億5400万円~229億1900万円(同69.0%減~同56.6%減)を見込む。

・売上収益:971億2200万円~1071億1200万円(同21.7%減~同13.7%減)
・営業利益:151億5800万円~233億6000万円(同73.1%減~同58.5%減)
・税引前利益:250億2900万円~332億3200万円(同65.2%減~同53.8%減)
・最終利益:163億5400万円~229億1900万円(同69.0%減~同56.6%減)
・EPS:19.47円~27.29円

株式会社ネクソン
http://www.nexon.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ネクソン
設立
2002年12月
代表者
代表取締役社長 オーウェン・マホニー/代表取締役CFO 植村 士朗
決算期
12月
直近業績
売上収益3537億1400万円、営業利益1036億9600万円、最終利益1003億3900万円(2022年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3659
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