【ゲーム株概況(3/7)】日経225は史上最高値も金融政策を巡る報道で下落 分割&増配のカプコン高くBOIにも自律反発狙いの買い 中小型株の循環物色続く

3月7日の東京株式市場は3日続落となった。日経平均株価は、前日比492円07銭安の3万9598円71銭で取引を終えた。朝方には史上最高値を更新する場面もあったものの、マイナス金利解除を巡って一部政府関係者が容認の姿勢を示したと報じられたことを受けて為替が円高に振れたことを受けて、輸出関連株を中心に利益確定の売りに押されたという。一時は570円を超える下げ幅となった。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、カプコン<9697>が続伸。前日3月7日に2024年3月末の株主を対象とした1対2株の株式分割を実施することや、期末配当予想の上方修正を発表したことが市場の関心を集めているようだ。

バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が大幅続伸。3月5日に株価4000円を割り込んだものの、テクニカル的に売られ過ぎとの見方から自律反発を狙った買いが入ったようだ。主力株が高値圏にあって手詰まり感があるなか、値動きの軽い中小型株を中心に循環物色を行う動きがあるようだ。ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>やサイバーステップ<3810>、マイネット<3928>も高い。

他方、短期資金の流入で乱高下を続けていたGFA<8783>が大幅安となったほか、前日買われたgumi<3903>やアエリア<3758>も利益確定の売りに押された。アイビス<9343>とmonoAI technology<5240>も安い。