アイビス、モバイルペイントアプリ「ibisPaint」に「ベクターレイヤー」と「履歴取り出し機能」を追加 Windows版プレミアム会員機能も開始

アイビス<9343>は、モバイルペイントアプリ「ibisPaint(アイビスペイント)」の大型アップデートを行い、「ベクターレイヤー」と「履歴取り出し機能」を追加したことを発表した。

また、同日にサブスクリプションによるWindows版プレミアム会員機能も開始した。

■ibisPaintに「ベクターレイヤー」がついに実装

通常(ラスター)レイヤーに描かれた線は、小さな正方形(ピクセル)の組み合わせで表現されるため、拡大するとぼやけてしまうなど編集の際に弱点があるが、ベクターレイヤーで描かれた線は、拡大・縮小しても線が劣化することはなく、何度でも調整が可能だ。ペンの種類・太さ・色等を再編集することもできるため、イラストの線画用レイヤーとして便利に使用できる。

この機能を実装するにあたり、スマホなどモバイル端末における操作の快適性や性能改善には特に注力した。ベクターレイヤーの中にたくさんのシェイプ(図形)があっても簡単に目的のものを選択・編集できるほか、1000本程度のブラシシェイプがあっても動作させることができるなど、限られたスペックの中でいかにUXを向上させるか考え抜いた力作の機能となっている。

なお、ベクターレイヤーのすべての機能を制限なく使うにはプレミアム会員への登録(Windows版の場合は、プロアドオンの購入あるいはプレミアム会員への登録)が必要となるが、無料版でも1日1時間限定で試すことができる。

■ibisPaintオリジナルの便利な「履歴取り出し機能」

作品が完成するまでの作画工程を動画にした「タイムラプス」を再生しながら、過去の作品の状態をIPVファイル(ibisPaintの作品ファイル)として保存できる「履歴取り出し機能」を追加した。タイムラプスの中から作品の任意の時点を選んでIPVファイルを保存できる新機能で、無料で公開している。

これは、設定不要のデフォルト機能でタイムラプス動画を収録するibisPaintならではの新機能。完成した作品から線画の状態まで戻して編集できるなど、創作活動をきめ細かくバックアップできる機能として、お絵描き環境の向上とユーザの利便性を追求したibisPaint独自のユニークな機能となっている。

■「Windows版プレミアム会員機能」の提供を開始

Windows版のプレミアム会員になると、Ver.12.0.0で実装された新機能はもちろん、モバイル版プレミアム会員と同様のすべてのプレミアム機能が使えるほか、20GBのクラウドストレージが利用できる。金額は月額300円(税込)、年額2950円(税込) で、Windows版製品ページよりMicrosoft Storeにて販売している。

Windows版製品ページ:https://ibispaint.com/product.jsp

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