【ゲーム株概況(3/18)】国内証券が目標株価引き上げのコナミグループが1万円大台を回復 アピリッツは好決算発表も利益確定の売り物に押される
3月18日の東京株式市場では、日経平均は大幅反発し、前日比1032.80円高の3万9740.44円と上げ幅1000円超で取引を終えた。日銀の金融政策修正の動きの不透明感が後退したとの見方から買い戻しの動きが進み、後場に入ってさらに上げ幅を拡大した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、コナミグループ<9766>が続伸し、1万円大台を回復した。コナミグループは、みずほ証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を1万500円から1万2000円に引き上げたことが市場の関心を集めたようだ。
同じくみずほ証券が目標株価を7800円から9600円に引き上げた任天堂<7974>もしっかり。
ほか、ケイブ<3760>やAiming<3911>、gumi<3903>なども高い。前週末に一時ストップ安まで売られていたANYCOLOR<5032>も反発した。
前週末3月15日に発表した2024年1月期決算が減収・赤字幅拡大となったcoly<4175>は、決算内容も株価に織り込み済みとの見方から、悪材料出尽くしとみた買いが入った。
半面、同じく3月15日に発表した2024年1月期決算が売上高、利益とも過去最高更新となったアピリッツ<4174>は、AWS関連などで直近人気づいていたこともあり、逆に目先の好材料出尽くしとみた利益確定の売り物に押される展開となった。
前週末に業績予想の下方修正を発表したDLE<3686>もさえない。
そのほか、テンダ<4198>やドリコム<3793>、サンリオ<8136>なども軟調に推移した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アピリッツ
- 設立
- 2000年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4174
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766
会社情報
- 会社名
- 株式会社coly(コリー)
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高50億6400万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益7億9400万円の赤字、最終損益8億3000万円の赤字(2023年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4175