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モバイルファクトリー<3912>は、3月19日、子会社Suishowの元株主で現代表取締役に対し、損害補償等請求事件を東京地方裁判所に提起したことを発表した。訴訟の提起日は2024年3月18日で、請求金額は6億円となる。
同社は、Suishowの株式を取得するにあたり、2023年5月30日付で、同社の元株主であった被告らとの間で株式譲渡契約を締結し、2023年6月12日付でSuishowを子会社化した。
代表は、この株式譲渡契約において、Suishowに関する事項が真実かつ正確であることについて表明保証を行っていたが、同社はこの表明保証に重大な違反があったものと認識し、株式譲渡契約に基づき同社が既に支払った約3.9億円の譲渡対価の返金などを求めて交渉・協議を継続してきた。
しかし、度重なる交渉・協議においても進展がなく、代表の交渉・協議に臨む姿勢を踏まえると、任意の交渉の継続による解決は困難であると判断し、やむを得ず訴訟の提起に至ったという。
なお、同社は本訴訟に係る今後の進捗について、必要に応じて開示を行っていくとしている。また、本訴訟に伴う2024年12月期の連結業績に与える影響につきましては現在精査中であり、今後公表すべき事項が生じた際には、速やかに発表するとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億1700万円、営業利益10億5800万円、経常利益10億5700万円、最終利益6億9900万円(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912