【ゲーム株概況(3/28)】権利落ちで3月期末銘柄中心に下落 『WizardryBC』トークン上場でドリコム大幅高 『ドラえもん』ゲーム配信のenish大幅安
3月28日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前日比594円66銭安の4万0168円07銭でこの日の取引を終えた。3月末決算銘柄の配当と株主優待の権利落ち日となったことが主な要因。3月末を控えて利益確定の売りも出たという。その一方で、直近売り込まれた銘柄が買われるなど循環物色する動きも見られた。
こうしたなか、ゲーム関連株は、権利落ちに伴って下落する銘柄が目立った。カプコン<9697>やマーベラス<7844>、バンダイナムコホールディングス<7832>、MIXI<2121>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、コーエーテクモホールディングス<3635>、セガサミーホールディングス<6460>などが安い。
enish<3667>が大幅続落。この日、『ドラえもん のび太のゴーゴーライド!』をRobloxでリリースしたことを明らかにした。発表後しばらくは値を保っていたが、引けにかけて売り込まれた。目先材料出尽くしとなったもようだ。
ドリコム<3793>が大幅反発。ブロックチェーンゲーム『Eternal Crypt - Wizardry BC -』のゲーム内通貨「$BCトークン」の暗号資産取引プラットフォーム「MEXC」への上場が決定したことが市場の評価材料となっているようだ。なお、チューリンガムの親会社であるクシム<2345>も反発。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667