婦人ノンレザーシューズの卸、小売を行うアマガサ<3070>は、4月22日、クルーズ<2138>と当時の同社連結子会社CROOZ EC Partners(以下、「CEP」、現在のヴェスタ)とCROOZ SHOPLISTとの訴訟に関して、東京地方裁判所より判決の言渡しを受けたと発表した。同社は、クルーズと2社に対して損害賠償請求の訴えを提起した一方で、CEPもアマガサに対し業務委託料等請求訴訟を提起していた。
同社は、クルーズ、当時の同社連結子会社である CEPとCROOZ SHOPLISTに対して、CEP社が同社の委託に基づき相模原 SHOPLIST 物流センターで保管・管理している同社商品について、2020年6月下旬以降、出荷を拒否する等したことにより、春夏物商品の販売ができなかったことによる損害賠償金としてクルーズグループに対して、連帯して約9400万円の支払いを求める損害賠償請求訴訟を東京地裁に提訴した。
これに対して、CEPは、この出荷拒否は、同社が CEP 社からの取引条件見直し・取引継続の要請に応じず、同社が一方的に物流業務委託基本契約を中途解約したとして、物流業務委託基本契約の残存期間に関わる業務委託料等の支払い約4億4800万円の請求訴訟を同社に対して提起するものだった。
(1)被告CEPは、アマガサに対し、160万0019円とこれに対する2020年9月24日から支払済みまで年3分の割合による金員を支払え。
(2)原告のその他の請求をいずれも棄却する。
(3)被告CEPの請求をいずれも棄却する。
(4)訴訟費用は、被告クルーズとSHOPLISTに生じた費用はアマガサの負担とし、アマガサとCEPに生じた費用は6分し、その1をアマガサの負担とし、その他をCEPの負担とする。
(5)この判決は、第1項に限り、仮に執行できる。
今後の対応については、判決内容を十分に精査し、訴訟代理人とも協議のうえ決定する。訴訟に関して、今後開示すべき事項が発生した場合には速やかに発表する、としている。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- アマガサ