モバファク、『駅メモ』を位置情報ゲームとしてさらに強化へ 新チーム組成しIPコラボ&鉄道連携推進 AI活用による生産性向上にも注力
モバイルファクトリー<3912>は、ブロックチェーン事業の撤退後の短期的な事業方針をあらためて発表し、収益の柱である『駅メモ!』に注力していく考えだ。これまで『駅メモ!』で収益を稼いでいるうちにブロックチェーン事業など新規事業に投資する方針だったが、その中核と位置づけていた「NauNau」における情報漏洩によるサービス停止に伴い、ブロックチェーン事業から撤退、あらためて『駅メモ!』と位置づける。
『駅メモ!』を位置情報ゲームとしてさらに進化させるため、鉄道事業者や自治体、他社IPコラボの拡大などを通じて収益の安定化と強化を図る。このために新チームを組成したという。
さらに、新しいユーザー体験を提供するため、10周年に向けて新しいゲーム外イベント企画の検討していくとのこと。
長期運営を見据えて言語書き換えなどシステム基盤の再構築の検討なども行っていく。第1四半期では移行言語の候補を選定し、第2四半期では移行後の運用コストや移行期間の調査など検証を行っているそうだ。今後、移管の可否を含めた方針を決める。
このほか、AIを活用した全社の生産性向上にも取り組む。専門チーム「AI LAB」を立ち上げ、全社規模での課題の洗い出し、AI活用の実行プランを作成しているそうだ。コンテンツ生成の検証の可否も検証していく。エンジニアに業務プロセスの改善による開発体験と生産性の向上、定型業務の自動化にも取り組む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912