日本一ソフトウェア<3851>は、5月10日、2024年3月期(23年4月~24年3月)の連結決算を発表し、売上高53億3900万円(前の期比10.5%増)、営業利益4億0100万円(同46.2%減)、経常利益8億4200万円(同10.5%減)、最終利益5億9300万円(同11.8%減)と増収減益だった。
・売上高:53億3900万円(同10.5%増)
・営業利益:4億0100万円(同46.2%減)
・経常利益:8億4200万円(同10.5%減)
・最終利益:5億9300万円(同11.8%減)
国内では全8タイトルのゲームソフトを発売した。また、インターネット環境でゲームソフトを購入できるPlayStation Network、ニンテンドーeショップ、Steam等を通じたゲームソフト及びダウンロードコンテンツの販売や北米・欧州・アジア地域に向けた国内で発売したタイトルのローカライズ及び販売等を行った。増収となったものの、開発費など売上原価が負担となった。ただ、受取利息と為替差益が計上されたことで経常利益と最終利益の減益幅は改善した。
地域セグメント別の売上は以下のとおり。日本と米国が2桁の伸びとなったが、欧州とアジアでは苦戦した。
■日本
・売上高:14億8300万円(同18.8%増)
■米国
・売上高:31億4200万円(同15.3%増)
■欧州
・売上高:6億7200万円(同16.0%減)
■アジア
・売上高:1300万円(同77.1%減)
■その他
・売上高:7億9700万円(同4.6%減)
事業セグメント別の業績は以下のとおり。
■エンターテインメント事業
売上高52億5400万円(同10.3%増)、営業利益9億3000万円(同23.3%減)となった。
パッケージタイトルとしては、国内では『シカトリス』『流行り神1・2・3パック』『英雄伝説 零の軌跡:改』『英雄伝説 碧の軌跡:改』『役づくりパズル ゆめいろユラム』『BAR ステラアビス』の合計6タイトルを発売した。
その他については、PlayStation Network、ニンテンドーeショップ、Steam等を通じたゲームソフト及びダウンロードコンテンツの販売や北米・欧州・アジア地域に向けた国内で発売したタイトルのローカライズ及び販売を行った。
加えて、新規タイトルの開発及び関連商品のライセンスアウト、カードゲームショップ「プリニークラブ」の運営も引き続き行った。
■学生寮・その他事業
売上高8500万円(同20.6%増)、営業損失3200万円(前年同期営業損失2500万円)となった。学生支援を目的として岐阜県内の大学学生寮3件の運営を行った。
■2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績見通しは未定。
【追記】
業績推移は以下のとおり。
会社情報
- 会社名
- 株式会社日本一ソフトウェア
- 設立
- 1993年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 猿橋 健蔵
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高53億3900万円、営業利益4億100万円、経常利益8億4200万円、最終利益5億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3851