■セガサミーHD、4-9月期は業績が急回復 その要因は
11月9日付けの日経産業新聞は、セガサミーホールディングス<6460>の4-9月期業績は、前年同期の営業赤字から一転して急回復したと報じています。同紙では、その要因として、アミューズメント関連事業の収益改善があると指摘しています。ゲームセンターなどに納入するアミューズメント機器の販売方法について、施設運営会社と収益を分け合う「レベニューシェア」の導入・拡大を進めたことや、ソフトの入れ替えだけでゲームの交換ができるようにするといった施策が奏功した、とのことです。従来は筐体の売り切り型で、施設運営会社に多大な負担があったそうです。同時に、不採算店舗の閉鎖も行いました。今後は、クレーンゲームや、海外でのアミューズメント施設事業の展開などにも力を入れていく、としています。
■ゲームソフト6社、4-9月期決算で明暗分かれる
11月9日付けの日本経済新聞朝刊は、ゲームソフト6社の2010年4-9月期連結決算が明暗分かれる結果になったと報じています。報道によれば、コーエーテクモHD<3635>やスクエニHD<9684>、カプコン<9697>の3社は、ゲームソフトの販売不振や遅延などにより、経常減益または経常損益の赤字幅が拡大した一方、バンダイナムコHD<7832>やセガサミーHD<6460>などの3社は非ゲーム事業の拡大が支えになった、とのこと。
■ゲームポット、東南アジア3ヵ国・地域で「ペーパーマン」を展開
11月9日付けの日経産業新聞は、ソネットエンタテインメント<3789>の傘下のゲームポットが東南アジアでオンラインゲーム「ペーパーマン」を展開する、と報じています。報道によれば、今年度中に3カ国・地域での配信を目指し、まず、タイで11月9日からサービスを開始する、とのこと。シンガポールのパブリッシャーであるインフォコームアジアホールディングスに運営ライセンスを提供し、その会社を通じて配信する、としています。東南アジア地域のオンラインゲームは、市場規模こそ大きくないものの、他の国に比べて競合が少ないそうです。
■バンダイナムコゲームス、「モバゲー」で「ゴッドイーター」配信
11月9日付けの日経産業新聞は、バンダイナムコHD<7832>傘下のバンダイナムコゲームスが11月下旬に、「モバゲータウン」で、「ゴッドイーターモバイル」を配信すると報じています。家庭用ゲーム機で人気の同タイトルを複数のプラットフォームに展開することで、知名度の向上につなげることが狙いだそうです。