5月16日の東京株式市場は3日続伸。日経平均株価は、前日比534円53銭高の3万8920円26銭で取引を終えた。4月の米国消費者物価指数の伸びが鈍化したことを受けて米国株価が上昇した流れを引き継ぎ、指数寄与度の高い半導体関連中心に買われたという。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、サイバーエージェント<4751>が大幅反発。本日(5月16日)リリース予定の『学園アイドルマスター』の開発を同社の子会社QualiArtsがバンダイナムコエンターテインメントと共同で行っていることを明らかにしており、リリースによる収益貢献期待があらためて意識された。
サンリオ<8136>は前日大きく下げたがこの日は反発。岩井コスモ証券が同社株の投資判断「A」の継続とし、目標株価を2833円から3600円に引き上げたとの観測が出ている。タカラトミー<7867>も続伸。岩井コスモ証券が同社株の投資判断「A」の継続とし、目標株価を3000円から3300円に引き上げた。
そのほか、任天堂<7974>やカプコン<9697>、コナミグループ<9766>、バンダイナムコホールディングス<7832>なども高い。
他方、直近急騰したcoly<4175>が利食い売りに押されて大幅続落。
カヤック<3904>も大幅続落。前日5月15日に発表した第1四半期決算が営業利益で前年同期比56.9%減となるなど、大幅減益での着地となったことが市場から嫌気されているようだ。前日に決算発表を行ったまんだらけ<2652>や東映<9605>も大きく下げた。