gumi、「すとぷり」運営のSUPER STATE HOLDINGS(SPST)と資本業務提携 第三者割当で約29.7億円を調達 SPSTはgumiの筆頭株主に
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gumi<3903>は、6月26日、SUPER STATE HOLDINGS(以下「SPST」、STPRグループが設立した持株会社)と資本業務提携することを発表した。
同社グループは、さらなる事業成長と企業価値の最大化に向け、 2024年5月より第三者との提携も含めた検討を開始した中で、「すとぷり」 を筆頭とした多数の人気クリエイターを擁するSTPRとの協議の機会があり、両社の事業シナジーを検討していく中で、同月にSTPRより資本業務提携の可能性の意向を受け、 相互理解のための十分なコミュニケーション機会を重ね、具体的な提携内容の協議と提携効果の実効性の可能性の協議検証を重ねてきた。なお、 本協議を進めていく中で、資本業務提携についてはSTPRの親会社として、2024年6月に設立をしたSPSTとの間で実施する意向を受けたという。
エンターテイメント市場という事業領域の類似性がある中で、 多くのクリエイターが所属し知名度と発信力を備えるSPSTグループと、gumiグループの持つゲーム開発力を掛け合わせることで様々な事業シナジーを創出できると判断した。 具体的には、 SPSTグループの有するクリエイターを活用した新規タイトルの開発・配信や、「OSHI3」の推進に向けた様々な事業連携等を継続的に検討し実施していくことで、 gumiの株式価値の向上に寄与すると判断のうえ、 今回の資本業務提携を実施することを決定した。
▼業務提携の内容
①モバイルオンラインゲームおよびプロックチェーンゲームの開発・配信に係る提携
②ブロックチェーン関連プロジェクト「OSHI3」の推進に向けた提携
③両社が有するネットワークの相互活用による提携資本提携については、gumiがSPSTを割当先とした第三者割当増資を実施し、普通株式988万7500株を発行する。発行価額は1株につき301円で、gumiは29億7613万7500円を調達する。
差引手取概算額は29億7613万7500円となり、具体的な使途は以下のとおり。
▼調達資金の使途
①他社IPを活用したモバイルオンラインゲーム (SPSTとの協業タイトルを除く) の開発・運用資金
10億円(2024年7月~2025年12月)
②SPSTとの協業によるゲームの開発・運営資金
10億円(2024年7月~2026年12月)
③推し活プラットフォームプロジェクト「OSHI3」の推進資金
4億5800万円(2024年7月~2025年12月)
④関連有力企業への戦略投資資金
4億5800万円(2024年7月~2026年12月)
※調達資金を実際に支出するまでは、銀行口座にて管理する。なお、株式の割当後は、SPSTは議決権比率19.99%に当たる988万7500株を保有する主要株主である筆頭株主に該当することになる。
また、この資本業務提携および第三者割当は、gumiの企業価値および株主価値の向上に資するものと考えているものの、現時点における2025年4月期の業績への影響額は未定としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- STPR(エスティーピーアール)