【ゲーム株概況(6/28)】上昇29銘柄、下落55銘柄 音通TOB発表のGENDAが4日続伸 システム障害懸念や外資格下げでKADOKAWAが年初来安値更新

6月28日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前日比241円54銭高の3万9583円08銭でこの日の取引を終えた。為替の円安を手がかりに輸出関連株が買われたほか、そう切り上げへの思惑から金融株なども物色されあっという。

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている89銘柄のうち、上昇は29銘柄、下落は55銘柄、変わらずは5銘柄で、下落した銘柄の方が多かった。

個別では、GENDA<9166>が4日続伸。カラオケ機器レンタルや販売を手掛ける音通<7647>の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表したことが株価の評価材料となっているもようだ。

バンダイナムコホールディングス<7832>やコナミグループ<9766>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、ネクソン<3659>など大手ゲームも堅調。サイバーエージェント<4751>が小幅続伸となった。

他方、KADOKAWA<9468>が下げ幅を拡大して3日続落。システム障害の影響が長引くとの見方が広がったことに加え、マッコーリーキャピタル証券が投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げし、目標株価も3400円から2800円に引き下げたことが市場から嫌気された。

coly<4175>が大幅反落。前日に年初来高値を更新したものの、この日は利益確定の売りに押されたもよう。ワンダープラネット<4199>、アイビス<9343>、エディア<3935>、enish<3667>も安い。