【ゲーム株概況(7/12)】日経平均が4日ぶりに大幅反落…下げ幅1000円超に　 Switch版『ブレソル』を配信開始のKLabが反発　2Q大幅減益のシリコンスタジオは小幅続落

7月12日の東京株式市場では、日経平均は4日ぶりに大幅反落し、前日比1033.34円安の4万1190.68円と下げ幅1000円超で取引を終えた。前日の米国市場のハイテク株安を受け、国内市場も主力ハイテク株などに前日までの上昇に対する利益確定の売りが広がった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業89銘柄のうち、上昇は61銘柄、下落は23銘柄、変わらずは5銘柄で、全体市場とは逆に上昇した銘柄のほうが多かった。

中で、前日大きく下げていたcoly<4175>が大幅反発し、バンク・オブ・イノベーション（BOI）<4393>やブシロード<7803>、enish<3667>などが買われた。

前日7月11日に『BLEACH Brave Souls』のNintendo Switch版を配信開始したことを発表したKLab<3656>は変わらずを挟んで反発した。

大手ゲーム株ではコーエーテクモHD<3635>が続伸した。足元では10日にシンガポールのYOUZUとの著作権侵害の訴訟で和解が成立したことを発表したことも市場からポジティブに受け止められているようだ。

ほか、SHIFT<3697>が大幅反発し、カバー<5253>は急騰して一気に2000円大台を回復した。

半面、前日7月12日に発表した第2四半期決算が大幅な減益となったシリコンスタジオ<3907>が小幅続落し、任天堂<7974>やソニーグループ<6758>などもさえない。

MIXI<2121>は朝方に年初来高値を付けたものの、引けにかけてマイナスに沈んだ。