TVer、2024年3月期決算は最終利益9億2200万円と黒字転換…「TVer」は月間動画再生数4.5億回突破と成長続く

TVer(ティーバー)の2024年3月期(第18期)の決算は、最終利益が9億2200万円と黒字転換を達成した。前の期(2023年3月期)の実績は、最終損失2億5200万円だった。7月17日付の『官報』に掲載された「決算公告」で判明した。

同社は、在京民放5社(日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)が運営する、公式のキャッチアップ(見逃し配信)サービス「TVer」の運営会社。現在、ローカル局も含めて実に500番組以上を配信しているという。

2015年のサービス開始以来、累計アプリダウンロード数は7500万、月間ユニークブラウザ数は3500万を超え、2024年3月には月間動画再生数も4.5億回を突破したとのこと。在京民放の決算でTVer関連の収益が伸びている旨を報告するケースが散見されたが、順調にサービスが順調に拡大しているようだ。

 

また、子会社TVer Technologiesの24年3月期の決算は最終利益が同465.2%増の2300万円だった。前の期の実績は、最終利益400万円だった。放送局の視聴データ収集と利活用サービスの提供を主な事業内容としている。