東宝<9602>は、2025年2月期 第1四半期のアニメ事業の営業収入は、前年同期比79.6%増の146億2100万円と大きく伸びたことを明らかにした。「ハイキュー!!」「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」 「SPY×FAMILY」「葬送のフリーレン」「薬屋のひとりごと」などTOHO animation作品の動画配信や商品化権等の各種配分金収入が業績に貢献した、としている。
ソース別の売上を見ると、演劇公演がなかったものの、すべてのソースが前年同期比でプラスとなった。主力の配信は、同70.4%増の50億4700万円と全体をけん引した。『僕のヒーローアカデミア』を中心に、『ハイキュー!!』『葬送のフリーレン』『呪術廻戦』『薬屋のひとりごと』が好調だった。
劇場公開も同122.0%増の41億2000万円と大きく成長した。『劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が大ヒットしたことが主な要因だった。
このほか、「葬送のフリーレン」「ウマ娘 プリティダービー」「呪術廻戦」 「薬屋のひとりごと」が好調だったパッケージは119.1%増の11億3300万円、「ハイキュー!!」「呪術廻戦」のキャラクターグッズが伸長した商品物販は同70.3%増の14億6300万円と大きく伸びた。また、キャラクターライセンスは微増に留まった。
営業収入の推移は以下のとおり。
会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入2833億4700万円、営業利益592億5100万円、経常利益630億2400万円、最終利益452億8300万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602