Aiming、24年7-9月決算は売上QonQ58%増の55億円、営業益5億円と大幅増収・黒字転換を計画 『DQタクト』周年と『リリステ』配信、プロジェクトWの受託も

Aiming<3911>は、7月30日、2024年12月期 第3四半期会計期間の連結決算について、売上高55億3800万円(前四半期比58.8%増)、営業利益5億1900万円(前四半期は5億9900万円の損失計上)、経常利益1億3300万円(同5億1100万円の損失計上)、最終利益4億7000万円(同5億8800万円の損失計上)と大幅増収・黒字転換する見込みであると明かした。売上は四半期ベースで過去2番目の規模になる。

・売上高:55億3800万円(同58.8%増)
・営業利益:5億1900万円(同5億9900万円の損失計上)
・経常利益:1億3300万円(同5億1100万円の損失計上)
・最終利益:4億7000万円(同5億8800万円の損失計上)

 

説明にあたった椎葉忠志社長によると、増収については、『ドラゴンクエストタクト』の4周年イベントや『2.5 次元の誘惑(リリサ)天使たちのステージ(リリステ)』のリリースに伴う収益貢献に加えて、『プロジェクトW』製作委員会からの受託売上を計上するため。

増収効果によって利益項目の黒字転換が見込まれるが、『リリステ』サービス開始に伴う利益の増加は「ほぼない」と見ているという。

費用を見ると、原価では、開発進捗に伴う人件費や業務委託費の増加、サーバー費用、IPタイトルを使っているためにロイヤリティが増える。また、同社では、開発中のタイトルについては費用計上しているが、事前登録開始後は売り上げにつながる資産を作っていることになり、開発費などは資産計上されるという。これは短期的には増益要因となる。

また、販売管理費については、『ドラゴンクエストタクト』周年イベントや『リリステ』リリースに伴い、広告宣伝費や決済手数料も増える見通しだ。

このほか、『プロジェクトW』製作委員会についてはマジョリティ出資ではないため、持分法適用会社となる。現在開発中で費用が先行しているため、持分法投資損失が計上となる。

そして、『リリステ』製作委員会についてはマジョリティ出資で連結対象となっているため、プロジェクトの利益が出ている場合は製作委員会に利益配分を行い(同社にはマイナス)、マイナスの場合は赤字を配分することになる(同社にはプラス)。