サンリオ、25年3月期の営業利益を300億円から371億円に上方修正…店舗・テーマパーク好調、ライセンス収益も北米・中国がけん引

 サンリオ<8136>は、8月2日、2025年3月期連結業績予想の上方修正を行い、売上高1193億円(前回予想1103億円)、営業利益371億円(同300億円)、経常利益387億円(同304億円)、最終利益287億円(同208億円)、EPS121.5円(同88.07円)とした。第2四半期の業績予想を引き上げたことに伴い、通期の予想も引き上げた。

・売上高:1193億円(前回予想1103億円)
・営業利益:371億円(同300億円)
・経常利益:387億円(同304億円)
・最終利益:287億円(同208億円)
・EPS:121.50円(同88.07円)

従来予想からの修正率は、売上高8.2%増、営業利益23.7%増、経常利益27.3%増、最終利益38.0%増となっている。

・売上高:8.2%増
・営業利益:23.7%増
・経常利益:27.3%増
・最終利益:38.0%増

国内の店舗・テーマパークでは、社内施策が順調に進んだことに加え、国内客・外国人観光客による人流の活発化に伴い客数が大幅に増加し、売上高が期初計画を上回って推移した。

ライセンス事業でも、国内・海外ともに引き続き複数キャラクター展開等の戦略的な施策が奏功し、特に北米や中国における業績が牽引するかたちで売上高が期初計画を上回った。

また、営業利益は、国内・海外ともに売上高が期初計画を大幅に上回って進捗したことに加え、ライセンス事業の売上構成比増加による収益性の向上、そして販管費が当初計画を下回ったことにより大幅増益となった。