【ゲーム株概況(8/5)】日経平均は4451円安と史上最大の下げ幅を記録 LINEヤフーは大引け直前までプラス推移と健闘 任天堂は1Q決算を嫌気して年初来安値更新

8月5日の東京株式市場では、日経平均は下げ幅を拡大して3日続落し、前日比4451.28円安の3万1458.42円で取引を終えた。これまでの日経平均の下落幅トップはブラックマンデー翌日の1987年10月20日の3836円安で、それを上回る史上最大の下げ幅を記録したことになる。

7月の雇用統計の発表を受けて引き続き米国景気の先行き懸念が強く意識されているほか、為替が1ドルの円高推移が加速したことで、前週末に続きほぼ全面安の商状となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業92銘柄のうち、上昇は0銘柄(0%)、下落は92銘柄(100%)、変わらずは0銘柄(0%)で、こちらも全面安となった。

中で、LINEヤフー<4689>が難地合い下で大引け直前までプラス推移となるなど健闘した。LINEヤフーは、前週末8月2日に第1四半期決算を発表するとともに、親会社Aホールディングの保有株など3億8659万8039株を約1500億円で取得すると発表したことが市場の関心を集めていたようだ。

また、任天堂<7974>が下げ幅を拡大して3日続落し、年初来安値を更新した。任天堂は、前週末8月5日に発表した第1四半期決算が売上高で前年同期比46%減、営業利益は同70%減と大幅な減収減益での着地となったことが市場心理を強く冷やす形になったようだ。

なお、任天堂のほかにもカプコン<9697>が一時ストップ安となるなど大手ゲームは軒並み売られた。

グリー<3632>やKLab<3656>、Aiming<3911>など年初来安値を更新する銘柄も続出したほか、gumi<3911>やドリコム<3793>、カヤック<3904>などはストップ安まで売られた。

任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
企業データを見る
LINEヤフー株式会社
https://www.lycorp.co.jp/

会社情報

会社名
LINEヤフー株式会社
設立
1996年1月
代表者
代表取締役会長 川邊 健太郎/代表取締役社長CEO 出澤 剛/代表取締役CPO 慎 ジュンホ
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
4689
企業データを見る