KLab、第2四半期(1~6月)決算は売上高32%減、10.2億円の営業赤字を計上 運営タイトル数の減少が響く 共同プロジェクト『ハイキュー!!FLY HIGH』は好調なスタート

  • KLab<3656>は、8月6日、2024年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表、昨年12月に『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』のサービスを終了するなど運営タイトル数が減少した影響などで、大幅減収・赤字幅拡大となった。

    なお、営業赤字より経常赤字が小さくなっているのは、為替差益1億3800万円を営業外収益に計上しているため。また、最終損益で赤字幅が膨らんでいるのは、EAと協業の新作『EA SPORTS FC TACTICAL』のリリース遅れに伴い、繰延税金資産4億5300万円を取り崩したことが影響している。

    売上高36億2900万円(前年同期比32.4%減)
    営業損益10億2400万円の赤字(前年同期5億7300万円の赤字)
    経常損益8億2100万円の赤字(同3億3600万円の赤字)
    最終損益13億4100万円の赤字(同3億9100万円の赤字)

    主に、運営タイトルの見直しに伴い運営タイトル数が減少したことで売上高が減少したが、運営タイトルのうち『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム〜』については、周年記念キャンペーンが堅調に推移したほか、ゲームバランスの改善の取り組みの効果もあり、前年同期を上回る推移となった。

    加えて、ChangyouおよびProphet Gamesとの共同プロジェクトである新作タイトル『ハイキュー!!FLY HIGH』が好調なスタートを切ったことも、売上高の積み上げに寄与した。

    なお、BLOCKSMITH&Co.の株式を一部売却したため、BLOCKSMITH&Co.および同社の子会社であるBLOCKSMITH&Co.Singaporeを連結の範囲から除外し、BLOCKSMITH&Co.を持分法適用の範囲に含めている。これに伴い、「ブロックチェーン関連事業」を報告セグメントから除外した。

  • ■通期業績予想は引き続き非開示

  • 2024年12月期通期の連結業績予想は、合理的な業績予想の算出が困難であるため、引き続き非開示としている。

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
企業データを見る