コミックスマート、シリーズAラウンドで総額28億円の資金調達…スタジオへの投資強化、ヒットIPの創出を目指す

IPプラットフォーム事業を手がけるコミックスマートは、本日(8月6日)、WiL、DIMENSION、第一生命保険、ブーストキャピタルを引受先とした第三者割当増資を行い、シリーズAラウンドで総額28億円の資金調達を実施したことを明らかにした。

コミックスマートは、「マンガ家の職業価値を向上させ、子供たちの憧れの職業にする。」をミッションに掲げ、インターネット発の優れたマンガ作品づくりやヒットIPの創出を目指し、マンガ家の育成・支援およびマンガ配信サービスの充実に取り組んでいる。

マンガアプリ「GANMA!(ガンマ)」は累計1800万ダウンロードを突破し、自社スタジオにより制作したオリジナルマンガ360作品以上を掲載、GANMA!発のヒットコンテンツが数多く生み出されている。

2021年2月にはデジタルアニメスタジオ「Qzil.la(クジラ)」を設立し、各領域のパートナー企業やクリエイターとの共創によりハイエンドなアニメ映像コンテンツの制作を行っている。

また、2023年2月にはウェブトゥーンコンテンツ制作スタジオを福岡市に新設し「世界でファンが熱狂する日本・アジア発のIP創出」の実現に向けたウェブトゥーン作品の開発に取り組んでいる。

今回調達した資金は、より魅力的なクリエイターが集うスタジオに投資し、優れたエンターテインメント体験を届けることで、マンガ、アニメ、ウェブトゥーンによるヒットIPを創出し、国内外での強固な事業基盤を確立する、としている。

 

【引受先コメント(順不同)】
▼WiL
ジェネラルパートナー兼共同創業者 松本 真尚氏
インベスター 四方 智之氏
過去10年でマンガ業界は紙からデジタルへの移行が加速しました。セプテーニからインターネット企業のDNAを引き継ぎながら、マンガに加えてアニメ・ウェブトゥーンといった多様なフォーマットを開発するマルチスタジオ体制を構築しているコミックスマートだからこそ、デジタル時代のIPホルダーとして業界の変革を牽引していけると信じています。日本人として誇りに思えるコンテンツ産業を作り上げるチャレンジを、WiLとして全力でサポートしていきたいと考えています。

▼DIMENSION株式会社
代表取締役社長 宮宗 孝光氏
代表の佐藤さんとは、ICCサミットを通じて面識を得ました。その時から佐藤さんの経営者としての実績、意識・実行力の高さ、組織を高める力は群を抜いていると感じています。今回、佐藤さんや経営陣・スタッフの皆様のマンガ・アニメへの想いや造詣の深さに触れ、このチームであれば日本発オリジナルIPを世界に広められると判断し出資をさせて頂きました。
今後もコミックスマートの皆様の前進をDIMENSION一同、応援してまいります。

▼第一生命保険株式会社
オルタナティブ投資部長 片岡 正史氏
弊社は、長期資金の供給を通じて、イノベーションの力で社会や生活を豊かにするスタートアップを支援していきたいと考えています。
コミックスマートは、これまでにない新しいマンガやアニメを創出し得る大きなポテンシャルと情熱を有しており、ハイクオリティなエンターテインメントを通じて、日本だけでなく世界中で笑顔を増やしていかれることを大いに期待しています。

▼ブーストキャピタル株式会社
代表取締役 小澤隆生氏
Let's boost together!

【コミックスマート株式会社コメント】
代表取締役社長CEO 佐藤 光紀氏
この度の資金調達ラウンドにおいて、素晴らしい株主の方々を新たな仲間としてお迎えできたことを心より嬉しく思います。コミックスマートはこれからも優れたコンテンツの開発に集中し、マンガ、アニメ、ウェブトゥーンを通じて価値あるIPが次々と生み出されていく、IPプラットフォーム事業としての強度を高めてまいります。今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。