セガサミー、第1四半期のエンタメ事業は経常益181%増の157億円と大幅増益…新作『女神転生VV』好調、リピートも拡大 Rovioが87億円売上押し上げ
セガサミーホールディングス<6460>は、この日(8月7日)、第1四半期(2024年4~6月)の決算で、エンタテインメントコンテンツ事業の業績について、売上高が前年同期比34.0%増の727億3300万円、経常利益が同181.5%増の157億0200万円と大幅増収増益となったことを明らかにした。【追記】販売本数は新作が同4%減の71万本、リピートが同25%増の514万本で、合計で同20.3%増の586万本だった。
同社では、増収増益の要因として、まずはコンシューマ分野におけるフルゲームの新作や、リピート販売が堅調に推移した、と説明している。新作は同56.0%増の39億円、リピート販売は同31.8%増の112億円とそれぞれ伸びた。
新作では『真・女神転生V Vengeance』を発売し、発売から3日間で全世界累計販売本数が50万本を突破した。リピート販売では、前期発売の『ユニコーンオーバーロード』や、2023年3月期に発売した『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』(リマスター版)が好調に推移した。
また、Rovioも売上高が87億円と増収に寄与した。Rovioは、昨年8月に買収されたため、前年同期には計上されていなかった。のれん等の償却により、損益面に与える影響は軽微で、償却後も利益貢献している、とした。
映像分野では、「ソニック」シリーズの映像作品による配分収入、及びロイヤリティ収入を計上したことにより、前年同期を大幅に上回った。
なお、新・中期計画においてトランスメディア展開を推進し、主力IPのさらなる拡大を図る中、本取り組みの重要性が増したことから表示方法を変更し、「ソニック」シリーズの映像作品に関わる収入は、従来のように営業外収益ではなく、売上高に計上したとのこと。
AM&TOY分野では、円安による原材料価格高騰の向かい風もあるものの、AMのプライズカテゴリーやTOYの定番製品等の販売が前年同期比で堅調に推移したとのこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460
会社情報
- 会社名
- 株式会社アトラス
- 設立
- 2013年9月
- 代表者
- 代表者 大橋 修