韓国NCSOFT、ベトナム総合IT企業「VNG」とシンガポールに新合弁会社「NCV GAMES」設立…ゲームパブリッシング含むITコンテンツ事業分野での協力を推進

NCSOFT Corporationは、8月7日、ベトナム総合IT企業「VNG」と東南アジア市場進出にむけ、新たに合弁会社「NCV GAMES」の設立を発表した。

■東南アジア市場進出のためベトナム総合IT企業「VNG」と新たな合弁会社「NCV GAMES」を設立


▲VNGリー ホンミン代表(左)、NCSOFTキム テクジン代表(右)

「NCSOFT」と「VNG」は8月6日、ベトナム ホーチミンにあるVNGキャンパスで協約式を行い、合弁会社「NCV GAMES」の設立を発表した。

協約式にはNCSOFTの金 澤辰(キム テクジン)代表と、VNGのLe Hong Minh(リー ホンミン)代表など、両社の主要経営陣が一堂に会し執り行われた。


▲NCSOFTキム テクジン代表(左)、VNGリー ホンミン代表(右)

2004年に設立されたVNGはベトナムのモバイルメッセンジャーアプリ「ザロ(Zalo)」を開発·運営する総合インターネット企業。ベトナム初のユニコーン企業であり、積極的な事業多角化を通じてプラットフォームとコンテンツ事業部門の双方で持続的に成長し続けている。

主な事業分野は、「オンラインゲーム」、「Zalo & AI」、「電子決済」、「デジタルビジネス」など多岐に渡る。

合弁会社のパートナーである「VNGGames」は、VNG傘下のゲーム専門企業。ベトナム1位のゲーム会社となり、東南アジア全域に世界的に人気の高いゲームを含む計130種のゲームをサービスしている。

MMORPG(※)を中心にパブリッシングの専門性と運営実績を積み、現在アジア圏地域内の主要10都市に11か所のゲームスタジオを運営している。

※MMORPG=Massively Multiplayer Online Role-Playing Gameの略称。大規模多人数同時参加型オンラインRPGをさす

合弁会社「NCV GAMES」は、NCSOFT IPの東南アジア地域サービスと運営を担当する目的でNCSOFTとVNG両社の共同出資でシンガポールに設立された。

2024年下半期中に、「リネージュ2M」のサービス開始を皮切りに、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、シンガポール、フィリピンなど東南アジア主要6か国にゲームサービスを提供する予定。

また、中長期的にVNGが東南アジア市場で培ってきた力量と専門性を融合させ、新たなサービスを拡大していく予定とのこと。

NCSOFTのキム テクジン代表は「VNGはゲームの他にもメッセンジャー、ペイメントなどの多様な事業を推進しており、東南アジア6か国市場と現地利用者に対する高い理解を土台に成功的なゲームサービス力量を備えているだけに、NCSOFTのゲームと連結された新しい経験を提供できる最適のパートナー」と話した。

続いてキム テクジン代表は「NCV GAMESは、NCSOFTが東南アジア市場で新しく革新的な経験を披露する基盤になるだろう」と明らかにした。

VNGのリー ホン ミン代表は「NCSOFTの豊富なゲーム開発技術とVNGGamesの力量を土台に、ベトナムと東南アジアゲーマーたちにブロックバスター級ゲームを提供する準備を整えた」とし、合弁会社出帆の意義を明らかにした。

また、リー ホンミン代表は「2006年に3Dゲーム『リネージュ2』を経験したときめきを今でも鮮明に覚えている。 いつかあのようなゲームをベトナムにも発売したいと思い、本日の協業を通じてその目標を達成していく」と強調した。


▲NCSOFTホン ウォンジュンCFO、NCSOFTキム テクジン代表、VNGリー ホンミン代表、VNGGames Kelly Wong代表(左から)


▲NCSOFTキム テクジン代表(左)、VNGリー ホンミン代表(右)

NCSOFT VNGGames(両社CI)

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