コロプラ、3Q(10~6月)決算は売上高18%減、7.7億円の営業赤字を計上 既存タイトルの売上高逓減 『Brilliantcrypto』の先行費用やトークンIEOの費用計上も負担に
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コロプラ<3668>は、8月7日、2024年9月期の第3四半期累計(10~6月)の連結決算を発表、既存タイトルの売上高の逓減のほか、サービスを終了したタイトルの影響もあり、2ケタ減収となった。
また、減収の影響に加え、新作ブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto』の開発・マーケティングなどの先行費用やIEOに伴う一時的な費用が発生し、営業赤字を計上した。
売上高183億1800万円(前年同期比18.5%減)
営業損益7億7300万円の赤字(前年同期19億8000万円の黒字)
経常利益2億3700万円(前年同期比88.8%減)
最終損益4億9100万円の赤字(前年同期12億4400万円の黒字)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①エンターテインメント事業 売上高178億9200万円(前年同期比18.6%減)、営業損益6億1800万円の赤字(前年同期23億1900万円の黒字)
スマートフォン向けゲームでは、『ドラゴンクエストウォーク』(企画・制作:スクウェア・エニックス、開発:コロプラ)が引き続き連結業績を牽引した。また、自社IPの『白猫プロジェクト』『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』および『アリス・ギア・アイギス』が人気IPとのコラボイベントを実施した。ユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス提供に注力したが、既存タイトルでは売上高が逓減した。そのほか、サービスを終了したタイトルも影響した。
また、新作ブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto』のPC版をリリースし、ゲーム内で利用可能な暗号資産「ブリリアンクリプトトークン(BRIL)」のIEOを実施した。IEOによる調達資金はゲーム内でのBRIL利用に応じて順次売上高に計上されるが、開発・マーケティングなどの先行費用やIEOに伴う一時的な費用が発生した。
②投資育成事業 売上高4億2600万円(前年同期比13.8%減)、営業損益1億5700万円の赤字(前年同期3億4100万円の赤字)
第3四半期連結累計期間において、同社グループ出資ファンドにおける営業投資有価証券の売却などによる収益が発生した。また、保有する営業投資有価証券の一部について減損処理を行った。 -
■通期業績予想は引き続き非開示
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2024年9月期通期の連結業績予想については、グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、グループの業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、非開示としている。
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668