【ゲーム株概況(8/7)】サンリオが年初来高値を更新 1Q決算を発表のセガサミーHDは後場に入って一段高 2Q決算の大幅減収・赤字幅拡大を嫌気してKLabが反落
8月7日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比414.16円高の3万5089.62円で取引を終えた。日銀総裁による金融緩和の継続発言を受けて、為替が1ドル=147円台まで円安方向に振れたこともあり、上げ幅は一時4ケタを超える場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業92銘柄のうち、上昇は70銘柄(76%)、下落は22銘柄(24%)、変わらずは0銘柄(0%)と、上昇した銘柄が多数を占めた。
中で、サンリオ<8136>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。サンリオは、8月2日に発表した2025年3月期通期の連結業績予想の上方修正などがあらためて評価材料となっているようだ。
また、セガサミーHD<6460>が後場に入って一段高した。セガサミーHDは、前場引け後に発表した第1四半期決算は前年同期の「スマスロ北斗の拳」大ヒットの反動で減収減益となったものの、新作『真・女神転生Ⅴ Vengeance』の好発進や、『ユニコーンオーバーロード』などのリピート販売の寄与で、エンタテインメントコンテンツ事業が好調だったことが評価につながっているもよう。
ほか、ドリコム<3793>が一時ストップ高となり、coly<4175>やボルテージ<3639>なども大幅高した。
半面、KLab<3656>が反落し、再び200円台を割り込んだ。KLabは、前日8月6日に発表した第2四半期決算が前年同期比で大幅減収・赤字幅拡大となったことが嫌気されたようだ。
野村証券が投資判断「ニュートラル」を継続し、目標株価を6200円から5000円に引き下げたスクウェア・エニックスHD<9684>は反落した。
そのほか、アカツキ<3932>や日本一ソフト<3851>、ユークス<4334>などが安い。
大引け後に第3四半期決算の発表を控えていたコロプラ<3668>もさえない。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社サンリオ
- 設立
- 1960年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 辻 朋邦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高203億1500万円、営業利益59億6400万円、経常利益63億7400万円、最終利益49億1600万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 8136
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460