メガチップス、第1四半期決算は営業益45%減の8億7400万円 任天堂ハードの端境期で需要減 最終は株式売却で大幅増益

メガチップス<6875>は、8月8日、2025年3月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高96億6000万円(前年同期比44.1%減)、営業利益8億7400万円(同44.9%減)、経常利益5億8400万円(同55.0%減)、最終利益21億8700万円(同129.6%増)だった。

・売上高:96億6000万円(同44.1%減)
・営業利益:8億7400万円(同44.9%減)
・経常利益:5億8400万円(同55.0%減)
・最終利益:21億8700万円(同129.6%増)

大幅な減収・営業減益となったが、同社では、主にアミューズメント事業における需要が高水準で推移した前年同期から減少したため、と説明している。

同社は、任天堂向けにゲーム用のシステムLSIを提供していることで知られている。古くからミツミ電機(現ミネベアミツミ<6479>)と並ぶ"任天堂関連銘柄"だが、Nintendo Switchから新ハードへの端境期にあることが需要減の背景にあるとみられる。

ただ、最終利益については大幅な増益となった。SiTime Corporationの株式売却益40億3500万円が発生した一方、同社と子会社で保有する2銘柄の評価見直しによる投資有価証券評価損が9億7800万円発生したとのこと。

 

■2025年3月期の業績見通し

2025年3月期の業績は、売上高520億円(前期比10.3%減)、営業利益40億円(同27.1%減)、経常利益40億円(同15.7%増)、最終利益50億円(同11.4%増)、EPS275.36円を見込む。

・売上高:520億円(同10.3%減)
・営業利益:40億円(同27.1%減)
・経常利益:40億円(同15.7%増)
・最終利益:50億円(同11.4%増)
・EPS:275.36円

計画に対する進捗率は、売上高18.6%、営業利益21.9%、経常利益14.6%、最終利益43.7%となっている。

・売上高:18.6%
・営業利益:21.9%
・経常利益:14.6%
・最終利益:43.7%

株式会社メガチップス
https://www.megachips.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社メガチップス
設立
1990年4月
代表者
代表取締役社長 肥川 哲士
決算期
3月
直近業績
売上高752億5600万円、営業利益70億3000万円、経常利益78億5700万円、最終利益275億4400万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6875
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