バンナムHD、第1四半期決算でIP別売上高を開示…TCG好調の『ONE PIECE』が33%増の333億円と際立った伸び 『ドラゴンボール』や『ガンダム』も好調
バンダイナムコホールディングス<7832>は、この日(8月8日)、第1四半期の決算発表で、取り扱っているIP別の売上高を開示した。この中で伸びが目立ったのは、『ONE PIECE(ワンピース)』で、グループ全体では前年同期比33.2%増の333億円と大きく伸びた。過去最高となったようだ。『ワンピース』のゲームやアプリに加えて、トレーディングカードゲームが好調だったという。
また、『DRAGON BALL(ドラゴンボール)』も堅調で、同8.0%増の310億円だった。こちらもゲームに加えて、トレーディングカードゲームが好調だったという。
最も大きな売上を占める『機動戦士ガンダム』については同2.2%減の361億円にとどまった。ただ、減収ではあるものの、8四半期連続で300億円の大台を達成するなど高水準の売上を維持している。「ガンダムシリーズ」のプラモデルは劇場作品「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」が貢献したもようだ。
このほか、「NARUTO」が51.0%増の74億円、「アンパンマン」が31.6%増の25億円、「プリキュア」が38.5%増の18億円と大きく伸びた。「ウルトラマン」が14.6%減の35億円、「仮面ライダー」が5.1%増の62億円、「スーパー戦隊」が5%減の19億円だった。
IP別の売上高は以下の通り。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832