カヤック、第2四半期(1~6月)決算は売上高5%減、営業益87%減に ハイパーカジュアルゲームの広告単価が想定以上に下落

  • カヤック<3904>は、8月14日、2024年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表、ハイパーカジュアルゲーム事業において市況の広告単価が4~5月に想定以上に下落したこともあり、減収減益となった。

    売上高77億300万円(前年同期比5.1%減)
    営業利益5000万円(同87.4%減)
    経常利益1億2100万円(同76.4%減)
    最終利益2400万円(同92.3%減)

    サービス別の状況は以下のとおり。

    ①面白プロデュース 売上高10億200万円(前年同期比2.1%減)
    コロナ禍を背景とした顧客のマーケットの動向や需要の変化などにより、顧客数の減少がみられた。

    ②ゲームエンタメ 売上高44億800万円(同13.5%減)
    ハイパーカジュアルゲームは、第2四半期累計期間に新作タイトル『Puppetman Off-Road』と『ChargeFis』の2本を正式にリリースした。新作タイトルを2本リリースしたものの、モバイルゲームのダウンロード数の成長速度が鈍化し、ダウンロード数は前年同期比では14.6%減の約1億4970万件となった。

    ③eスポーツ 売上高12億4100万円(同25.0%増)
    期間中におけるTonamelの大会開催数は、コミュニティに寄り添った運営により国内大会数が増加した結果、前年同期比123.4%増の1万9587件となった。

    ④ちいき資本主義 売上高4億7700万円(同18.0%増)
    移住プラットフォームサービスの「SMOUT」の累計登録ユーザー数は前年同期比20.3%増の約5.8万人となり、順調に拡大した。「SMOUT」の導入地域数も第2四半期期末時点で前年同期比5.9%増の973地域となり、市場の上限である自治体数約1700地域に対しての導入率が57.2%となった。また、第2四半期期末時点での「まちのコイン」の累計登録ユーザー数は、前年同期比67.7%増の13.0万人とこちらも順調に増加した。

    ⑤その他サービス 売上高5億7300万円(同3.1%減)
    ブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、2020年上半期に業績が悪化した後、緩やかな回復基調にある。不動産業である鎌倉R不動産による季節要因などもあり、減収となった。

  • ■2024年12月期通期予想は変更なし

  • 2024年12月期の通期業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高200億円(前期比14.5%増)
    営業利益10億円(同2.1%減)
    経常利益9億円(同13.3%減)
    最終利益5億円(同2.2%減)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。カヤックの四半期赤字は営業利益と経常利益で19四半期ぶり、最終利益は18四半期ぶりとなります。

株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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