『キノコ伝説』は国内リリース4ヶ月の累計収益1億ドル(146億円)を達成 放置RPGながら月平均プレイ時間330分以上と異例の長さ Sensor Tower調査

 

調査会社のSensor Tower(センサータワー)は、『キノコ伝説:勇者と魔法のランプ』について、日本リリース4ヶ月の累計収益が1億ドル(146億円)を達成したとするレポートを公開した。放置RPGながら、月間平均使用時間は330分以上を記録するなど、アクティブなユーザーが多く存在しているとも指摘した。

 

本作は、2023年11月に台湾と香港、2023年12月に韓国でリリースされ、2024年2月に日本リリースとなったが、リリースから6月末までの市場別収益シェアでは、韓国を抜いて日本が45%近くを占めてトップ市場となっているという。日本国内では『モンスターストライク』に次ぐ2位となっているとのこと。

 

リリースから6月末までの日本国内でのダウンロード数が220万を突破した。日本でのダウンロード数をソース別で見ると、オーガニックが53%、広告が44%、ウェブブラウザーが3%となっている。

レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、広告からの流入が高い理由について、同作の日本リリースに合わせた広告展開が功を奏したと分析している。メインの広告チャネルはTikTokとYouTubeで、この2つのチャネルのゲームジャンルのSoV(シェアオブボイス)で上位を占めている。

公式TikTokのSoVでは3月は19%、4月は16%を占めて2ヵ月連続のトップ、YouTubeのSoVでは3月は8%で2位、4月は5%で4位とリリース直後の広告展開が好調であるとコメントした。

さらに広告クリエイティブについても言及し、ゲーム画面をメインにしたオードソックなタイプを始め、インフルエンサーを起用したもの、主題歌『キノコ勇者』を押し出したものなど、バラエティーに富んでおり、より広い層へのリーチを狙ったとのこと。

また、『キノコ伝説:勇者と魔法のランプ』は放置RPGジャンルのモバイルゲームだが、ひと月にユーザーが費やした平均時間からは日本にアクティブなユーザーが多いという。2024年2月から6月の日本における月間平均使用時間は330分以上と放置ゲームとしては異例の長さとなっている。

 

これはゲームを効率よく進めるための加速券を入手するために、ゲーム内イベントへ積極的に参加するユーザーが多いためだと推察できる。加速券はラッキールーレットやXでのシェア報酬としても入手可能だが、イベントでの報酬量が多いため、こうした結果につながっていると延べた。

 

レポートの詳細は下記を確認してほしい。

▼キノコ伝説がリリース4ヵ月で日本累計収益1億ドルを達成、放置RPGながら月間平均使用時間は330分以上に
https://sensortower.com/ja/blog/legend-of-mushroom-achieved-100m-dollars-in-japan