【ゲーム株概況(8/23)】IGポートが終値ベースで2000円台乗せ 「TGS2024」出展情報への失望売りでカプコンが後場急落 『ポケ森』終了で任天堂とDeNAがさえない

8月23日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比153.26円高の3万8364.27円で取引を終えた。午前中は買い一巡後にじり安の展開となっていたが、日銀の植田総裁の発言を受けて、日経平均は後場に大きく持ち直す動きとなった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業92銘柄のうち、上昇は38銘柄(41%)、下落は52銘柄(57%)、変わらずは2銘柄(2%)で、下落した銘柄の方が多かった。

中で、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>や日本ファルコム<3723>、サイバーステップ<3810>などが買われた。

IGポート<3791>は3日ぶりに反発し、終値ベースで2000円台に乗せた。

周辺株ではパピレス<3641>が4日続伸し、終値ベースで3月27日以来となる4ケタ大台乗せを示現した。

半面、カプコン<9697>が後場に入って急落した。カプコンは、この日の午前中に発表された「東京ゲームショウ2024」出展情報の第1弾に期待された「バイオハザード」の新作が含まれていなかったことが市場の失望売りを誘う形になったようだ。

また、前場は12連騰し、年初来高値を更新していたGENDA<9166>は後場に入ってやや値を崩した。

ほか、前日の『どうぶつの森 ポケットキャンプ』のサービス終了発表の影響もあって、任天堂<7974>がさえず、その開発を担当していたDeNA<2432>も反落した。

株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
企業データを見る
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
企業データを見る