HIKE、デジタルアニメーションスタジオ「100studio」の韓国スタジオを設立…台湾に続く2拠点目に
ポールトゥウィンホールディングス<3657>傘下のHIKEは、デジタルアニメーションスタジオ『100studio(ワンダブルオースタジオ)』の事業拡大のため制作スタジオ100studio Seoulを韓国・ソウルに新設することを明らかにした。100studioの海外スタジオは100studio Taipei(台北)に続いて2拠点目となる。
■100studio Seoul新設の経緯
HIKEは2024年3月に韓国の清江文化産業大学校と産学連携協定の了解覚書(MOU)を締結している。同校は韓国初の文化産業に特化した大学としてエンターテインメント業界に優秀な人材を輩出し続けている。100studio代表・堀口も学生たちのクオリティーの高い作品に触れるなかで韓国のアニメクリエイターが備える技量に大きな可能性を感じていた。
このたびの100studio Seoulの新設によって、日韓のアニメクリエイターたちが共創する環境を造成し、ゆくゆくは100studio Seoul所属クリエイターが日本の100studioとのプロジェクトにおいてメインスタッフを担える状態を目指す。
■2026年にはスタジオ規模を20人に拡大
100studio Seoulの設立業務は、2024年10月中までに完了させ、2025年3月までには5~6人ほどのクリエイターを採用する。その後、100studio Seoul所属クリエイターは日本の100studioが手掛ける作品に制作協力として携わる予定。
2026年にはスタジオの規模を20人まで拡大し、マンガ原作のTVシリーズを独自に担当することを目指す。そして、監督やキャラクターデザインなどを100studio Seoulのメンバーが直接担当し、100studio Seoul独自のブランドを確立させていく。
■100studio代表・堀口広太郎氏のコメント
優秀なクリエイターが多いソウルにスタジオを新設することで、100studioのクリエイティブ力をより高めることができると考えています。
まずは韓国内のアニメクリエイターはもちろん、制作を依頼したいクライアント企業も期待できるような制作環境を整えてまいります。そして、成果と実績を通じて、アニメーション制作に対する韓国のクライアント企業からの信頼を得られるよう、100studio Seoulで優れたアニメーション作品を制作できるよう最善を尽くしていきます。
100studioは新設する100studio Seoulおよび国内外の拠点から、引き続き世界に向けたアニメーション作品づくりに挑戦していきます。
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657
会社情報
- 会社名
- 株式会社HIKE(ハイク)
- 設立
- 2018年3月
- 代表者
- 代表取締役 三上 政高